あけましておめでとうございます。
2009年が慌ただしく過ぎ、あっという間に2010年を迎えてしまいました。
ここ数年、雇用の問題がニュースで連日のように大きく取り上げられています。今年も引き続き、厳しい状況が続きそうですね。
障害者福祉の中でも就労支援は経済や雇用問題と切り離せない分野です。今年も引き続き、景気や雇用対策の動向を注視してゆきたいと思います。
今年から社会福祉士試験科目に「就労支援サービス」が登場します。「更生保護」と一緒の科目群なので、小さな科目ですが、科目として独立したところに、就労を支援することの大切さが表れていると思います。
受験予定の方、がんばってください!
せっかく始めたこのブログもなんとか続けたいし、いろんなことガンバル1年にしたいと思います。よろしくお願いします。
さて、元旦の新聞記事のご紹介です(一週間くらいで消えちゃうかも)
『障害者雇用』の現状“役に立つ実感”で成長(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20100101/CK2010010102000099.html
社会事業大学の佐藤先生のインタビュー記事です。ヨーロッパで導入されている「保護雇用」を日本でも実施するよう提案されています。「保護雇用」が日本に紹介されて久しいのですが、具体的な施策・制度として導入が真剣に検討されることはありませんでした。政権が交代し、世間の注目も「働く」ことに向いている今なら、もしかしたら導入も可能かもしれません。しかし、「保護雇用」の導入には労働能力の評価・判定が欠かせません。働く権利と労働能力のシビアな評価をどう折り合いをつけるかが課題だと思います。
働く誇り<1>道のり 生きる力切り開く(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20100101/CK2010010102000097.html
足利市の知的障害者更生施設「こころみ学園」の歴史を紹介しています。ワインづくりに乗り出した理由のひとつが「カッコイイ」だそうです(^^)。いいですね。昨年はニュースステーションで取り上げられましたね。日本の大部分はいわゆる「田舎」です。就労支援というと都市型の雇用労働をイメージしがちですが、こういう働き方もあってもいいかもと思わせてくれます。ただし、コロニー的な考え方を現代にどうなじませるのかが課題ではないでしょうか。
私は「こころみ学園」には行ったことはありませんが、入所者の高齢化が課題だと聞いたことがあります。いま入所されている方々はどんな生活をして、どんなことを考え、どう感じているのか、聞いてみたくなりました。
ココ・ファーム・ワイナリー
http://www.cocowine.com/index.shtml
こころみ学園の醸造場です。通販でワインが買えます(^^)。