パチャン

 

著者 修行僧げん

 

 

2024年3月8日木曜日~2024年3月14日木曜日

2.

 

 宮城彦は常盤村のパチャンの家を出た。

「明徳中学校ね。弘前のイトーヨーカドーの近所らしいな。」

 雪が降っていた。

 宮城彦は歩いた。

「いまいちわかんないな。変わった村だ。歩いてみよう。」

 スーパーマーケットがあった。

 「ドラッグストアモリ」と書いてあった。りんごマークの看板だった。

 宮城彦は言った。

「これ沖縄にもあったよ。変だねこれ。どう見ても青森のスーパーだね。」

 女子中学生が一人入り口でポテトチップを食べていた。

「こういうことあるんだべ。

 わかるんだべ。

 ドラックストアモリさあるだべ。

 なんとかしてけろこれ。

 これやらんと案内しないべ。

 こいつらおかしいんだべ。

 自衛隊員しか採用しないべ。

 宜保愛子がやってんだべ。 

 馬鹿なんだべ。

 体が丈夫で見た目が綺麗だからって言うべ。

 頼んだべ。」

 宮城彦は言った。

「わかった。多いんだこれ。最近自衛隊員なんだ、

 これは普通じゃないね。ドラッグストアモリってあるね。

 ちょっと普通じゃないね。家系ラーメン多いね。これ警察官がやってるラーメン屋だね。」

 その女子中学生は言った。

「宜保愛子だべ。真面目にやるいい男って言うべ。

 おらたち採用されないべ。

 なんとかしてけろこれ。」

 宮城彦は言った。

「わかったから。ちょっと行ってくるから。」

 宮城彦はドラッグストアモリに入っていった。

 暖房が効いていた。

 宮城彦は言った。

「宜保さんって居ますか。

 これね、あのね、今日本全国で話題なんですよ。

 わかるの俺。

 あのね、ドラッグストアモリとか家系ラーメンとかセブンイレブンとか増えてるの。

 これ普通採用されないの。青森ものでしょこれ。

 どうするのこれ。宜保愛子でしょ。わかりますよこれは。」

 店員の佐藤という女性は言った。

「ああ、宜保、いるよ。」

 宮城彦は言った。

「何処に居るんですか。

 あのね、これ青森では俺しか言えないの。」

 その店員は言った。

「誰あんた。」

 宮城彦は言った。

「なるほどな。大本教の六代様。まだ五代様がやってんだけどね、俺が六代様の一人。

 東京本部関係。琉球主会にちょっと居た。」

 宮城彦は大本教の大物なのだ。

 出口紅が五代様と言う。五代目の教祖だ。

 六代様は何人か居た。出口紅の次だが、五代様の状態で稀に六代様が居る状態であった。

 その店員は言った。

「本当に六代様だべか。

 おかしいべ。まだ紅だべ。

 これ教えろ。」

 宮城彦は言った。

「六代様なんだけど、つい最近少し出ただけ。

 説明するよ。

 六代様はあだ名みたいなもの。

 俺は日の出神諭。日の出の神ということ。

 六代様とは言うんだけど、臨時だな。五代様でやる。

 あのね、一週間絶対3千円もらえた事あるでしょ。

 今パソコンでインターネット出来るでしょ。

 確かに一人暮らし出来るでしょ。

 そのあたりなの。

 ごめんなこれ、一人暮らしね、あのな、辛いんだわこれ。

 引っ越す話あるでしょ。そっからなんだ。」

 その店員は言った。

「まあいいべ。日の出神諭は言わないべ。知ってるべ。秘密だべ。

 日の出の神はわかったべ。まあいいべ。いわれはあるべ。

 日の出の神は大本では馬鹿なんだべ。

 引っ越しさやるんだべ。

 六代様ではあるべ。まあいいべ。使い道あるべ。宜保さレベル高いんだべ。」

 その店員のレジにはスピーカーが付いていた。声がした。

「なんだべ。日の出の神の六代様だべか。何さ言いたいんだべ。」

 宮城彦は言った。

「引っ越せるから。ここ酷いな。ちょっと酷いな最近。引っ越せるから。

 インターネットとパソコンとおこずかい用意したんだ。

 実家あるでしょ。

 引っ越せるから。

 少しいいとこ引っ越せるから。

 今3月ですね。4月から明光義塾で高校受験。あるから。高校あるから。

 大学受験あるから。第一志望が都立大法学部。滑り止めがルーテル学院大学総合人間学部。

 これお願い。日の出の神では辛いんですこれ。ある程度のことはやったつもり。家賃大丈夫でしょ。

 一厘の仕組みなんですわ。大峠だったってことですよ。それしか言いよう無いよこれ。

 金問題の解決と引っ越しお願い。

 あのね、その自衛隊とか警察官とか医者だけ仕事できるっての、なんとかできるわ。」

 宜保愛子がスピーカーで言った。

「まあいいですよ。大峠か。まあそうなってるね。日の出の神は馬鹿。琉球主会がやらせたねこれ。

 まあいいわ。一通り治ってるわ。頑張ったほうではあるわ。まあいいわ。

 明光義塾高校受験は当たり前やわ。馬鹿の答えはこれやわ。

 都立大ね。まあ一理あるわ。早稲田の少し上やわ。

 ひとつ言っとくわ。東大理三レベルの大学受験にしとくわ。受かる奴いるわこれ。

 やっといたからな。わかるかこれ。宜保の場合口で言うだけだべ。

 引っ越し金がらみな、やっといたからな。

 日の出神諭はあんたは読まんでいい。ネタバレだべ。読まんでいいべ。

 日の出の神ってのわかるようにすんだべ。

 パソコンのインターネットで見ろ。

 まあいいべ。中卒で明光義塾通った子あたりから採用だべ。

 セブンアンドアイホールディングスあるんだべ。まだ伸びてるんだべ。

 これやっといたべ。」

 スピーカーの音声が終わった。

 その店員は言った。

「こんなもんでいいべか。琉球主会は馬鹿なんだべ。すぐ日の出の神わかったんだべ。」

 宮城彦は言った。

「一般中卒でも明光義塾通ったら仕事採用なんだな。

 引っ越しがらみと金がらみやったね。」

 その店員は言った。

「やってあるべ。

 わかるべさ。

 青森さ鬼じゃないべ。

 少し前からやってるべ。」

 宮城彦は言った。

「ありがとうな。これ頼んだ人いるんだ。俺も頼んでたんだ。わかったから。」

 宮城彦はドラッグストアモリから出だ。

 さっきの中学生が居た。

「わかるべ。日の出の神だべな。しっかりインターネットやるんだべ。

 怒ってたんじゃないんだべ。少し無理あったんだべ。青森なんだべ。

 仕事が無かったんだべ。

 まず自衛隊員にやらせるってのは東北の戦前の習わしだべ。

 まあいいんだべ。少し無理あったんだべ。高校受験か。中卒明光義塾で仕事か。

 まあいいべ。」

 宮城彦は言った。

「明徳中学校に行かないといけないんだ。」

 その中学生は言った。

「地図さ渡すべ。観光で常盤村さ来る人多いんだべ。少し無理あるんだべ。

……パチャンさちょっと無理あったんだべ。

 もうすぐ来るべ。」

 変な赤い軽自動車に飾りがたくさんついていた。

 パチャンが運転していた。

 パチャン号と言った。

 パチャンが出てきた。

「はい、パチャンです。

 日の出の神だべか。

 少し無理あったんだべ。

 大峠だべ。

 馬鹿にやらせたんだべ。

 終わったべ。

 パチャンはこれをやりました。

 金剛印だべ。やったべ。

 明徳中さ行くべ。

 明光義塾の言われだべ。」

 宮城彦は言った。

「わかる。大峠に少し無理があった。やっといつも通りだ。

 俺と青森は頑張った。大本教も頑張った。

 日の出の神はわかった。調べてみる。

 明徳中学校に行こう。

 これなんでなの。なんで行くの。」

 パチャンは言った。

「綾波レイの話なんだべ。初音ミクの話なんだべ。

 エヴァンゲリオンさそんなに知らないんだべ。

 初音ミクさ東北知ってるべ。」

 パチャンの横に白装束の女の子が立っていた。15才ぐらいだった。

 ばぶばぶだった。

「ばぶばぶだべ。

 青森さちょっと違うんだべ。

 大峠なんでやったか言うべ。

 バブル経済崩壊のあおりだべ。

 仕事が無かったんだべ。

 かなり危なかったんだべ。

 治ったべ。

 バブル経済崩壊は東京の限界だべ。さちよ軍団って言うべ。

 勉強が出来なかったんだべ。

 これ言うべ。明光義塾高校受験さいいとこ言ったべ。

 まあいいべ。

 青森さこうなるんだべ。

 あんまり無理があった時だべ。

 治るべ。

 明徳中学校さ行くべ。」

 パチャンが言った。

「初音ミクさ一番大事なんだべ。

 これで持ちこたえたんだべ。

 ゲンって居るべさ。

 わかるべ。

 そいつは初音ミクでゲンが動かしてるべ。

 レイ、アスカ、ミサト、って居るべ。

 ミク、ゲン、レイ、アスカ、ミサトだべ。

 他は普通居るやつだべ。いるべ。

 ばぶばぶ、やっとけ。ばぶばぶが一番強いべ。

 これで問題解決もやっとけ。この二つだべ。二本で日本って言うんだべ。

 治ってきたべ。」

 ばぶばぶは言った。

「やったべ。その二つ。」

 ばぶばぶはしばらく目をつぶっていた。

 ばぶばぶは言った。

「日の出の神は許してやるべ。一人も死んでないべ。

 少し歯が欠けたべ。このあたりでわかったんだべ。

 青森が協力したべ。まあいいべ。パチャンが付き合うべ。」

 宮城彦が言った。

「わかる。本来は解決してる。後処理だ。最後の解決だ。

 一厘の仕組みを教える。

 まだある。

 初音ミクとゲンだ。」

 ばぶばぶは言った。

「わかるべ。そうなるべ。ゲンさアメリカ軍居るべ。そっちでやるべ。

 やっといたべ。こっから楽になるべ。」

 宮城彦が言った。

「少し楽になった。マユミ関係でやるんだな。」

 ばぶばぶは言った。

「そうだべ。これ小説なんだべ。青森さホントだべ。おんなじなんだべ。

 続編間に合ったべ。難しいんだべ。それはいいんだべ。大峠が少し無理あったべ。紅だべ。

 まあ許してやるべ。明徳中学校さ行くべ。綾波レイさ居るんだべ。アスカもミサトも居るべ。」

 宮城彦は言った。

「わかった。

 あのね、俺これ言えるの。あのね、それ次回だ。わかるよ。

 疲れてるのみんな。

 今回は日の出の神の大本教の話でいい。

 少し無理あるこれ。治ってきてる。

 日の出の神の大本教で明光義塾が始まるって話でいい。

 今月中に自転車を買うという話。今月で問題が解決していくという話。

 これ日の出の神で出来るから。

 あとね、初音ミク関係だな。」

 ばぶばぶが言った。

「わかった。それやっといた。

 次回は無理無いべ。まあそれでいいべ。」

 

つづく。