
今日は、5時30分に起きて青春18きっぷを使って島根の津和野町まで行ってきた。

よく山口県と勘違いされやすい街だが、萩と並んで有名で山陰の小京都として知られている。
SLやまぐちは、全席指定席で指定席券を乗車券と別に¥510で購入する必要がある。(毎日走っているわけではないので注意)1ヶ月前からきっぷは、JR旅行やみどりの窓口で買えるので予約をお願いしたが人気であっという間に埋まってしまう。特に津和野から新山口行きの上りはほぼ完売、下りを購入予定なので良かったけど津和野行き下りもほとんど空席がない涬団体などが入っている15日は避けて16日にした。
津和野行き下りの進行方向左側が仁保や長門峡が見える方なので、こちらの進行方向窓側を狙った。さらに後ろに行く程、カーブ時に窓からSLが見えやすいことも考えて、先頭からなるべく離れた客車を狙った。
下り編成は次の通り(上りはSLが1号車前に連結)…
新山口←1・2・3・4・5・SL→津和野

SLやまぐち・座席表
取れた指定席は、3号車2A…進行方向左窓側が取れた


まず博多から06:45発の列車で小倉へ、小倉→下関、下関→新山口、新山口→津和野と乗り換えて約6時間かけて到着。
新山口から津和野間は、74年前に製造されたC57型”貴婦人”1号機の蒸気機関車が現在も走っているので往路はこれに乗って津和野へ。通称86-ハチロク-(SL人吉)と違って動輪…車輪はでかく、直径170cmくらいはあってそれが三つ…ずっしりしているけれどボイラーはスマートな機関車。

やはり、もくもくと煙りをあげてスチームを噴出する姿は迫力がある。また、この煙も嗅いだことない独特なもので…硫黄を含んでいるため少しくさい。花火の煙に臭いは近いかな


窓から景色を眺めたり、最後尾の展望デッキ…屋根だけ着いたスペースで列車の後ろの景色が180度見えるこの場所から後ろの景色を見たりしていた。

山口駅を過ぎたあたりから難所、仁保から長門峡周辺は険しい山道で満員の5両の客車を牽引するC571は、電車とは違ってゆっくり登っていく。 しかしトンネルも多く…中に入ると石炭独特の硫黄臭さで息苦しくなる
これもあまり体験できないので敢えて体験してみた。(笑)蒸気で湿度も高く、入り口の戸は水滴でくもっていた。トンネルを出ると腕に小さな燃えかすが付着していた。
峠を抜けると、盆地に出て田園風景…コンビニの駐車場から手を振る人々、路肩に車を止めて見る人がたくさん居た。
また線路際にはたくさんのSLファンが、それに混じってテレビ局の人もカメラをセットして待っていた。
乗るのもいいけど、鉄橋の脇とかから写真を撮ってみたいなぁとか思いながら眺めていた。
山口駅から先は山や田園風景がずっと続き、景色を眺めているとすぐ2時間経って津和野に着いた。 車窓から眺めていて気づいたけど、屋根はほとんどオレンジ瓦…建物はどれも古く、山の中腹には太鼓谷稲荷神社の大きな鳥居と山頂に城址の石垣が森から顔を出すように見えていた。 あまり目にしない独特な雰囲気を感じた。
駅を出るとすぐ右手に観光案内所で案内図などをもらい、自転車でまわるか徒歩でまわるか迷っていたけど案内所のお兄さんは自転車だと早く回れると教えてくれたので自転車を借りるべく駅前の釜井商店で自転車を借りて早速すいすい観光することにした

だけど、暑くて汗が止まらない…
持ってきたお茶もなくなり、近くの商店で飲み物を買ったけど…底無しやわ

まあ我慢しつつ自転車をこいで駅裏の山を少し登った所にある”乙女峠 マリア聖堂”へ行ってみた。
途中駐車場として設けてある広場に自転車を置いて山道の階段を5分程登った場所にあり、聖堂やマリア像と檻に入ったキリシタン、殉教したキリシタンのものと思われる墓などが小さな広場に点在していた。

ここは昔…江戸~明治初期この時代はキリスト教は厳禁、当時長崎の浦上から流されて来た隠れキリシタンが拷問を受けて改宗に応じなかった36人が殉教した地で、聖堂にはその様子が描かれていた。
あとで調べてみたら、昼夜女の人も真冬に素っ裸で石の上に正座させられて埋もれるほど雪が積もっていたとか…
日本で唯一マリア様が降臨した場所として、信者が殉教した地として世界でも知られているようです。
再び階段を下って自転車に乗り、ここから5分くらいの場所にある覚皇山 永明寺(ようめいじ)に行ってみた。坂を少し登ると大きな門が見えてきた。杉林に囲まれたお寺で、クマゼミなどではなくツクツクボウシの鳴き声ひびいていて、山奥の雰囲気を醸し出していた。


門をくぐると右手の森の中にお墓があった。真新しい御影石のお墓はなく、どれもコケで緑色になり雨などの侵食で溶けているものもあるくらい古いもので200年近く経つものも… その中に森鴎外の墓もあった。亡くなったのは大正なのでまだまだ新しい。
そんな素晴らしい方の墓を拝むことができて良かった。
でもゆっくりしておれず…というのも蚊がフーンと移動してもずっとついてくる瀇
走って逃げてもまた別の蚊が

おまけに暑いし…
メインのお寺へ行ってみると屋根は茅葺きでなんとも時代を感じさせるような建物…庭の草むしりをするおばあちゃん達がいらっしゃったので話しかけてみると、この日はだれもいないようだった。
境内の奥まで行ってみると、また山道の脇に古いお墓が点在していた。
再び駅前へ戻って、みるとSLの向きを帰るために回転させる転車台で回転させられて、線路脇の駐車場みたいなところに置かれているのが見えたので行ってみた。
数名のおっかけ撮り鉄も車を止めて待機していた。回転させるのを見せるためにベンチも設置されていた。
とりあえずSLは乗ったのでここに滞在はせずに、老舗の酒蔵やお土産屋などが並ぶメインストリートへ行ってみた…遠くをみると何やら数キロ先で雨が降って風に流されているのが見えた
真上は晴れているけど、どんどん近づいてきていた。ちょうど米屋兼休憩所になっている、鯉の米屋(吉永米店)があった。米屋だが自由に入って休んでもも大丈夫だとか…
店の奥へ案内されて行ってみると中庭の池に錦鯉がひしめき合っていた。すると突然、大雨が
でも15分くらいでやんでまた快晴になった

雨が降って涼しくなるどころかすぐ晴れて蒸し暑くなってきた。
さらに進むと武家屋敷や喫茶店など町並みはまるで京都のような… 景観にこだわってか近代的な建物はあまりなかった。
ここは人が多く、賑やかだったので立ち止まらず…さっき車窓から山の中腹に見えていた神社に行ってみることにした。
メインストリートからさらに、自転車で5分くらいいくと中学校そこから山道が始まり自転車を押しながら汗をぽたぽた落としながら登っていくと車窓から見えた大きな鳥居がありくぐると先に本殿が見えた。
ここは”日本五大稲荷の一つ太鼓谷神社”

反対側にも参道があり鳥居がくっついてドミノのようになっている。 自転車があるので普通の道を上がったけど…
参拝して後ろを見ると町を一望できる景色が広がっていて、屋根は一面オレンジ色なのがまた良かった。
時間も少なくなってきたし街って上りのSLを鉄橋脇から見るか悩んだけど、参道途中にあったリフトに乗って山頂の津和野城跡を目指した。
スキー場でもないところでリフトに乗ったのは初めてかも…
5分程歩くと城跡の石垣があったのでそこから街を眺めているとSLの発車の汽笛が盆地の津和野の街に響いた… オレンジ色の街の中を黒煙をもくもくとあげながら走って行くのが見えたのでカメラで追いかけた。

昭和の中頃まではこれが日常だったんだろうなぁなんて思いながら、さらに遠くからも聞こえ続ける汽笛の音を聞きながら山道を進んだ。

10分くらい歩くと天守閣があった場所に着いた。
周りは木々に覆われた中に石垣だけが残っていた。まるで天空の城のような感じ… 城好きにはたまらないかもしれない場所だと思う。
すると再び空が暗くなって、雨が

今度は雨宿りする場所もないので雨に打たれながらお城巡り… まあそんなに降ってはなかったけど。
15分くらいするとまた晴れてきた

天守閣があった場所から街を一望していると虹が目の前に
ラッキーやな

素敵な景色を見ることができたので満足。
そして、またリフトに乗って下山。
まだ朝から何も食べていなくてお腹がすいていし、途中またいい感じの喫茶店があったので入ってみた。お店の名前は”木の実”。中は薄暗く、木とレンガづくりでレトロ感あふれていた。家にも親父が生まれた頃に買ったゼンマイ式の振り子時計が現役で50数年時をきざみ続けているけれど、ここのはもっと古そうだった。


他にも焼き物や印籠などの小物までいろいろあって、注文したカレーライスをお腹がすいてるのに食べるのを忘れてコレクションに見入っていた。
帰りの電車の時間も近づいていたので勘定を済ませて駅前へ戻って自転車代700円を精算しホームへ行くと列車の遅れの案内がなされていた。 どうやら昼の雨雲が山陰へ行ったのだろう…山陰の大雨で鳥取・米子からの特急が大幅に遅れているようだった。
自分が乗る列車も少し遅れてやってきた。
とりあえずやっと涼しい場所に着いて一安心

山口市内の湯田温泉に立ち寄る予定だったので、それまでゆっくり休むことにした。
クーラーがよく効いた車両で、肌寒さを感じつつも1時間半くらいで湯田温泉駅に到着。
再び大雨が降り出した
とにかくよく晴れたり雨が降ったりの繰り返し。まあすぐ止むと思っていると、15分くらいで止んだ

ここは山口駅の隣…狐が街のトレンドマークなのか、駅横に大きな白い狐の石膏の石像があった。名前はゆう太。 滞在時間は1時間、山口名物のバリそば…ちゃんぽんみたいなものを食べに行ってみると閉まっているではないか
温泉旅館や料亭はたくさんあったけど… いつものいきあたりばったりの旅の定番になってるな。(笑)博多金龍もあったけど、流石に…
足湯もいくつかあったけど、熱かったので観光案内所前に飲める場所があったので飲むだけにした。

70°くらいあって熱い…味などはなくただのお湯て感じ。 だけど、15歳未満やこどもは回数や控えるなどの注意書きがあった。
しかたなく、コンビニでパンを買って食べながら駅へ戻った。
大雨で列車はさらに遅れが出ていた。10数分… 心配なのが、山陽本線との接続。
通常運行だと新山口に19:43着、19:48発下関行きに乗る予定だが10数分遅れだと乗れずに自腹で新幹線?と思ったので車掌さんに確認したところ、JRの責任なので接続待ちをするはずなので大丈夫ですとの回答をもらい安心。
定刻を過ぎても、しっかり新山口で待っていてくれた。
下関には4分遅れで到着し、ここでも小倉行きとの接続待ちで定刻3分遅れの発車だった。
博多には22時44分到着。
一日で9時間列車に揺られていた。
総移動距離は422Km。
博多06:45 津和野16:57
↓快速 ↓
小倉08:08 湯田温泉18:23
小倉08:16 湯田温泉19:25
↓ ↓
下関08:33 新山口19:43
下関08:44 新山口19:48
↓ ↓
新山口09:58 下関20:54
新山口10:47 下関20:57
↓SL ↓
津和野12:46 小倉21:11
小倉21:30
↓快速
博多22:44
●行った場所
SL「やまぐち」号
釜井商店 レンタサイクル
乙女峠 マリア聖堂
覚皇山 永明寺
鯉の米屋
太鼓谷神社
津和野観光リフト
津和野城址
木の実



