出前館 Uber フードデリバリー業界 差配の実態2 法人の闇
~これが法人の正体だ~

※以下の記事は、自由に転載、リンクして頂いて結構です。宜しくお願い致します。


フードデリバリーは幾つかあるが、法人による差配が顕著である。
自ら抱える法人委託配達員を優遇し、個人委託配達員を冷遇している。
その結果、お客様にも損害を与えている。
それは法人に留まらず、出前館やUberにも100%過失がある。

少なくない拠点で法人が配送コントロールもしているのは、周知の事実である。



1.出前館の「あなただけのオファー」
1-1.おさらい
本来の自動配車システムの他に、配車担当の法人が使う差配システムが別に存在することは以前述べた。
(https://ameblo.jp/hdsabhvf/entry-12826298880.html?frm=themeを参照して下さい)

だが、状況は変わった。
現在では、ほぼ手動(疑似自動)である差配システムのみが使われるようになった。
これから、それを説明していく。


1-2.「あなただけのオファー」を取らないと評価を下げる
出前館には配達員に対して「あなただけのオファー」というものがある。
※以降、「あなただけのオファー」は「あなただけ~」と記載。

2023年12月から、「あなただけ~」を取らないと評価を下げオファーを出さない旨の通知が来た。
オファー応答率が7割以下の場合、2024年2月以降オファーを減らす、というもの。


1-3.オファーを拒否する理由
法人による法人委託配達員への優先配車をしている状況下で、オファー応答率を評価に入れること自体が
そもそもおかしい。

配達員が拒否するには、それなりの理由がある。
以下は、周りの個人委託配達員が言っていることである。
*走行中のため、安全運転・命優先だから手が離せず、無視。
*接客中のため、お客様優先だから、無視。
*自転車で配送しているが、距離がありすぎて時間がかかるため、お客様のためを思って拒否。
*土砂降りのため、バイクで長距離走るのは危険なため、お客様のためを思って拒否。
*車で行くにはかえって時間がかかる場所のため、お客様のためを思って拒否。
*川を越えた向こう側に配達するのはまだ許せても、
 次のオファーが更に向こう側に離れているため仕方なく拒否。
*商品の出が遅い、又は態度の悪い店のため拒否。

オファー応答率を問う以前に、配達中での次のオファーを禁止することが先ではないのか。
走行中に次のオファーを出すなど、配達員の命を軽視しているいい証左である。
接客中に次のオファーを出すなど、お客様を軽視しているいい証左である。
しかも、そういう次のオファーは無茶ぶりものである。
配達中の画面を見えなくして、オファー応答率をちらつかせることで、
無茶ぶりオファーを取らせようとしているのである。
配達員の命やお客様より、自らの利益しか考えていないのは明らかである。


1-4.結果
結果、どうなったか。

行きにくいところ(手間のかかる)※の高額オファーの割合が増えた。
※出の遅い店、クレーマー客、大型マンション、モールも含む。


法人委託配達員は優先配車されているのだから、楽でおいしい案件しか回ってこない。
仮に行きにくいところ(手間のかかる)のオファーが来ても、いくらでも拒否・無視して構わない。
手動(疑似自動)で優先配車される身なのだから、オファー応答率などいくら下がっても関係ない。

だが、個人委託配達員はそうはいかない。
「あなただけ~」を拒否したらオファーを減らされるのだから、どんなオファーでも取らざるを得ない。


だが、話はこれだけでは終わらなかった。
2024年2月を待つことなく、驚くべきことがたった半月後に起きたのである。

品質評価のひとつである、時間遵守がガタ下がりしているのである。
ほぼ完璧に近かったはずのものが、平均値にまで下がったのである。

そして、オファー数は激減した。


1-5.オファー応答率は罠
そう、「あなただけ~」を取らないと評価を下げオファーを出さない、というのは罠だったのだ。
個人委託配達員に行きにくいところ(手間のかかる)のオファーを取らせることで、
配達に時間をかけさせ、時間遵守の評価を下げる。
優先配車されることのない個人委託配達員へのオファーは、評価減により減る。

配達時間の担保の取れないオファーは遅配扱いしない、というルールは真っ赤な嘘。
(ブラックボックス化されているため最初から信じていなかったが、嘘が証明されたのだ)

つまり、個人委託配達員は
糞真面目に全オファーを取ろうが取るまいが、どのみちオファーは減らされるのである。
だったら、最初から行きにくいところ(手間のかかる)オファーなど拒否して構わない。

そして、なぜこんなことをするのか、も極めて明白となった。


1-6.出前館は個人委託配達員のオファーを減らそうしている
出前館は、個人委託配達員のオファーを減らそうとしているのである。
その手法として、品質評価制度を使っているのである。
正確に言えば、個人委託配達員のオファーを減らすために品質評価制度を作り上げたのである。

出前館には、既にピックゴーという前科がある。
(https://ameblo.jp/hdsabhvf/entry-12826298880.html?frm=themeを参照して下さい)
それをモデルとして、自らのシステムにも用意した。

まずは、
法人が手下の鬼畜法人委託配達員を使い、予め不当レヴューで個人委託配達員を貶めた。
そして、品質評価制度が立ち上がり、レヴューが低評価の個人委託配達員はオファーが激減した。
(https://ameblo.jp/hdsabhvf/entry-12826298880.html?frm=themeを参照して下さい)

そして、今回。
オファー応答率を罠に、行きにくいところ(手間のかかる)のオファーを取らせることで、
時間遵守評価をガタ下がりさせ、個人委託配達員は更にオファー激減した。

2023年8月の単価下げ以降、出前館は法人をより徹底的に優遇するらしい。



2.法人は出前館もUberも独占したい
2-1.個人委託配達員はUberへ流れた
出前館における個人委託配達員へのオファーが更に激減した。
結果、どうなったか。
個人委託配達員はUberに流れることになり、多くのクエストを獲得した。

だが、法人はこれも面白くないらしい。
クエストに割り当てられている総額の多くを個人委託配達員が占めることが。
普段から、
雨などの臨時クエストが発令中の場合や、クエスト達成間際になると、

ほとんどオファーが来なくなることからも窺える。

Uber側から見れば、個人委託配達員だけで十分回るではないか、
法人委託配達員などもっと人数を減らしても大丈夫ではないか、と考えるだろう。
法人にしてみれば、死活問題である。


2-2.法人がクエストを奪い返しにきた
そこで、次に法人はUberで、ほとんどのオファーを法人委託配達員へ回すことにした。
法人にとって、それはいともたやすいことである。

同じ地域では、同一の法人が出前館とUberの双方を同時に差配していることは以前述べた。
(https://ameblo.jp/hdsabhvf/entry-12826298880.html?frm=themeを参照して下さい)

一人の法人担当者の前に、
出前館差配用ノートPCとUber差配用ノートPCが並べて置いてある情景がイメージしやすい。
または、
ノートPC一台に出前館差配用アプリとUber差配用アプリが立ち上がっているのかもしれない。

その双方の差配アプリを用い、配達員を特定して以下の差配を行う。
*出前館とUberで、同時にオファーを出す
*出前館とUberで、交代交代オファーを出す
*片方でオファーを出し続けている間は、もう片方のオファーを止める
*双方のオファーを止める(総件数が少ない場合や、兵糧攻めにしたい場合)
*出前館とUberで、現在位置から遠く離れている行かせたい同じ地域のオファーを出す

これは実際に起きているオファーである。こんな芸当は自動システムでは絶対できない。
手動(または疑似自動)による差配システムでないと、絶対説明できない。

Uberで、
現在地から5kmもかけ離れているピック先の案件や、同様に離れているドロップ先の案件を
個人委託配達員にオファーしまくる超ロング作戦に出る。
行きにくい(手間のかかる)※条件に加えて、渋滞など更にプラスされれば、万事休すである。
※代引き、出の遅い店、クレーマー客、大型マンション、モール、商品多点、住所改竄、熟成案件も含む。
(https://ameblo.jp/hdsabhvf/entry-12826298880.html?frm=themeを参照して下さい)

こうして、個人委託配達員を超ロング案件で拘束している間に、
法人は、出前館とUber双方で数多くのオファーを法人委託配達員に出すのである。
法人委託配達員は、出前館とUberのクエストで多くの報酬を得るのである。
個人委託配達員は、件数をこなせないからクエストが獲得できない。

それでも個人委託配達員を抑えられない場合は、最終的に彼らへのオファーを止めてしまう。


2-3.Uberでも不正評価が発覚
出前館の不当レビューは先述したが、実はUberにもある。
マックデリバリー案件、MD案件である。

マクドナルドの直受けサービスなのであるが、
UberDirectを介して一部Uberに流しているようである。
客が近隣に限ること、住所や顧客名がきちんと管理されていることから、
通常MD案件は法人委託配達員にしか回ってこない。楽だから。
しかも、MD案件は必ず1件のみで配達する。2件ピックはない。

法人委託配達員が不足している場合に限って、個人委託配達員に回ってくる。
だが、これが実はとんでもない罠だったのだ。

最近、
MD案件で低評価を受けた配達員が、客宅に戻って怒鳴り込んだ事件があったようである。
(検索すればすぐヒットします)
その客が言うには、
「マックデリバリーで注文しているからUberの評価などできない、濡れ衣だ、警察に通報した」と。
「Uberに訴えてもノラリクラリとテンプレート回答するだけ」と。

だが、ちょっと待て。

周りの多くの配達員の間からも、
MD案件を数多く受けた後、高評価のパーセンテージが下がり警告がきてオファーが減った、と聞く。
また自分の経験でも、
お互い笑顔で商品を受け渡しをしたにも関わらず、低評価と身に覚えのないクレームが追加されていた。

先述の客は評価できないと言ったが、実際にはマックデリバリーにアンケートは存在する。
だが、マックデリバリー利用客のほぼ全員が、
「Uber配達員など二度と来てほしくないので、あらぬクレームを書き連ねてやろう」としたのか。
そんなはずはない。シンプルに、
「Uberの配達員ではなくマクドナルドのバイトに来てほしい」と書くはずである。

また、マクドナルドだけでは手が回らなくてUberに流しているのだから、
そもそも論でマクドナルドの担当者がUber配達員に低評価をつけるわけもない。
しかも、何もしなくてもUberに流すだけで差額が手に入るのだから、猶更低評価をするわけがない。

そう、低評価とあらぬクレームを書き付けているのは、外ならぬUberの法人配車担当である。
UberDirectから注文を受けると、MD案件としてUberシステム用の注文を「再」作成する。
以降は通常どおり、Uberのシステムを使ってその注文を配達員にオファーするのである。
当然、マックデリバリーの客とUberのシステムとは、全くリンクしていない。
かろうじてリンクしているのは電話番号ぐらいだろうか。
システム的には、MD案件の客はマックデリバリーの客ではなく、Uberの配車担当になっているのだ。
ここに、法人のつけ入る隙があった。
Uberの法人配車担当の思うが儘に、評価をつけることができるのである。
これ、お察しの通り、ピックゴーと全く同じ手法である。

低評価を受けたのは、個人委託配達員と容易に推測できる。
個人委託配達員に低評価とあらぬ重大クレームを書き付けているのである。
目的はもちろん、個人委託配達員へのオファーを減らすためである。
逆に、法人委託配達員へはよいしょ高評価をしているのも、想像に難くない。
また、個人委託配達員が拒否すれば高値で法人委託配達員に回せるので、二重得である。

マックデリバリーの客がUberのテンプレート回答に辟易していたのも、
Uberのサポートも法人が請け負っているのだから、まともに応対などするはずがない。
マックデリバリーの客にしてみれば災難な話だろうが、事件というなら法人の仕業こそが事件である。

よって、個人委託配達員は、MD案件を取らないことを強くお勧めする。

ちなみに、スシローもUberDirect経由である。
だが幸いなこと?にも、お寿司であるから配達には十分な気配りが必要である。崩れやすいから。
つまり、
下手に個人委託配達員に低評価をつけると配達拒否され、法人委託配達員に回さざるを得ない。
それが嫌だから法人配車担当はスシロー案件では、個人委託配達員に低評価はつけない。
逆に、どんどん個人委託配達員に押し付けてくるのである。


3.最後に
出前館もUberも法人を優遇するのは、極論すれば配達未完了を発生させないためでしかない。

だったら、最初から行きにくい(手間のかかる)案件を法人委託配達員にさせるべきである。
それが、彼らの仕事である。しかも、人数はさほどいらない。
それ以外の案件は、多くの個人委託配達員で十分回せる。
その方が確実に、全体の仕事は早く回る。
法人委託配達員に多くのオファーを許可する今のやり方は、改めた方がいい。
法人委託配達員の報酬は日給で多少高額にしても構わないから、人数を減らすべきである。
法人の配車権限も剥奪すべきである。

それで法人が潰れるなら、ハイ潰れて下さい。何も困ったことは起こらない。
高額の直社員(直バイト)を復活させ、行きにくい(手間のかかる)案件に行ってもらえれば済む話。
出前館やUberは、出し惜しみしてはいけないところで出し惜しみして、業務を歪にしているだけ。
法人との契約解除及び復職禁止、
法人委託委託配達員のアカウント停止及び個人委託配達員としての復活アカウント登録禁止が必要。
今のままでは、
出前館やUberは指示役、法人はかけ子、法人委託配達員は受け子・出し子の詐欺師と断じてよい。

法人は、我が儘身勝手で、他人の迷惑を顧みていない。
事件と言えば昨年夏、外国人を雇っていた法人経営者が高飛びしたことがあった。
巷では外国人が悪いみたいな風潮で書かれていたが、悪いのは外国人ではない。
かの法人経営者は、外国人配達員から搾取するだけしていた。
それが出前館の単価下げによって、外国人に報酬を払うのをやめて高飛びしたのである。
悪いのは法人である。法人は犯罪者である。

法人が犯罪者であるから、それに雇われている法人委託配達員も犯罪者。
彼らは、商品受けをする際は横から割り込み、配達する際は交通ルールを無視する。
そんな彼らが、客先でまともに接客しているとは到底考えられない。
こんなやり方がまかり通り続ければ、どうなるであろう。
お客様に対して、デメリットしか引き起こさないであろう。


ちなみにネット上での意見質問に対して、上記のことを隠して差しさわりのない回答をしているのも、
法人関係者(又はただのアフィリエイター)と見ていいだろう。
また、高評価や配達件数をひけらかすサイトも、法人関係者がやっていると見るべきである。