〈DIOR〉x Travis Scottのコラボコレクションの会場に集ったファッショニスタたちによる最新のストリートスタイルをチェック
現在ヨーロッパでは半年以上続いた新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の感染拡大防止のためのロックダウンや規制が緩和され、少しずつ街に活気が戻りつつある。そのような状況の中で開幕した今シーズンのファッションウィークは、先日のイタリア・ミラノに引き続き、フランス・パリでも行われた。6月22～27日（現地時間）の会期で開催された2022年春夏シーズンのパリ・ファッションウィークでは、参加メゾンはリアルでのランウェイショーのほか、映像やプレゼンテーション、展示会などさまざまな形式で新作コレクションを発表した。
今回のパリ・ファッションウィークで最大のハイライトとなったのは、Kim Jones（キム・ジョーンズ）の手掛ける〈DIOR（ディオール）〉とラッパー Travis Scott（トラヴィス・スコット）とのコラボコレクションだろう。Travisの出身地であるアメリカ・テキサスの風景を再現した会場でお披露目されたコレクションは、近年のモード x ストリートスタイルの1つの到達点と言えるのではないだろうか。本稿では、そんな話題のコレクションの会場に集ったファッショニスタたちによる最新のストリートスタイルをお届け。
カジュアルな装いが目立ったミラノのストリートとは対照的に、パリの“オフランウェイ”ではスーツやレザージャケット、コートなどを独自のセンスで着こなすスタイルが多く見受けられた。カラーもブラックやグレー、ネイビー、ベージュ、ホワイト、オンブレチェックなどの落ち着いたトーンが印象的だ。シンプルなレイヤードスタイルに、〈DIOR〉を象徴するサドルバッグやアクセサリーなどでアクセントを加えるなど、キーアイテムを上手く取り入れているのも見習いたい。なかには昨年発表された〈DIOR〉x〈Jordan Brand（ジョーダン ブランド）〉による“AIR DIOR”コレクションのアイテムやAir Jordan 1 OG Diorなどのレアピースを着用する強者の姿も。全体的に〈DIOR〉のアイテムを着用者がそれぞれの個性に合わせて着こなした、品の良いストリートスタイルが披露された。
フランス・パリの最新のストリートスタイルは、上のフォトロールからチェックしよう。