独創的な色彩と柄で真髄を貫くエミリオ・プッチ。目が覚めるほどに鮮やかなチェリーピンクのAラインポンチョは、ワンピースのような感覚でサラリと着るのが正解だ。リュクスなファーも顔まわりを華やげる。レトロなスタイリングを今年らしく味付けするなら、コケティッシュなビッグサングラス&アームウォーマーもお忘れなく。
ここ数年、不動の人気を誇る70年代のBOHOスタイル。さらに旬な着こなしへとアップデートを図るなら、エキセントリックな色や柄を自由にミックスしたり、キャッチーなプリントを取り入れるのが◎。大人気バレンシアガさらに、グラムロックなエッセンスをプラスすれば、ワンランク上のストリートモードが決まる。
グッチの2018年プレフォールコレクションは、ホラー映画の巨匠、ダリオ・アルジェント監督にオマージュを捧げ、作品内に登場したローマのロケ地で撮影された。クリエイティブディレクターのアレッサンドロ・ミケーレが得意とするダークな世界観と、チェック柄の過剰なレイヤリングが相乗効果を生み出し、ブラックユーモアをも感じさせる新たなBOHOガールが誕生した。
おとぎ話を連想させるプリントを施したニットやパッチワーク風のデニムで、若々しいBOHOコーデを提案したコーチ。「アメリカンゴシック」をテーマにしたコレクションは、名だたるロックスターたちのスタイルもヒントになっているという。ディズニーとコラボしたロマンティックなバッグで遊び心をプラスしたい。
「極東の国」をテーマに掲げたエトロからは、エキゾチックなムードを感じて。タペストリーを思わせる植物モチーフと、ノスタルジックな風合いを兼ね備えたマキシドレスは、一枚で主役級の華やかさが手に入る。ボリューミーなスエードのロングブーツで、足もとのバランスを取って。
季節の変わり目になると、必ずワードローブに追加したくなるチェック柄。今年は多くの人気ブランドが様々な女性像を提案し、さらなるビッグトレンドとして浮上した。エレガントなドレスルックはもちろん、ポップなスクールガールに至るまで、トラディショナルなパターンをいかに既存の概念に縛られずに取り入れられるかが重要になりそう。
今シーズン、ぜひトライしたいのが、キュートなプレッビースタイル。とびきりガーリーなアーガイルチェックで双子コーデを打ち出したミュウミュウは、要チェックだ。存在感溢れるメタルレザーのミニスカートに、厚手のニットをIN。リボンのヘッドアクセとレッドのリップで仕上げ、小悪魔風スタイルを演出しては。
「ハートの女王」がテーマのフェンディからは、デコルテラインが強調されたオーバーチェックのオフショルドレスがお目見え。袖には、ミンクのファーを贅沢にあしらいモードにおめかし。ハートのモチーフが描かれたミニバッグも可愛いさを一層引き立ててくれる。
初秋を思わせるイエロー×ブルーのチェック柄をタイトに重ねることで、まるで一枚のドレスのように見立てたボッテガ・ヴェネタのスタイル。 バレンシアガ(BALENCIAGA) バッグレザーのロングベルトをグルグルと巻きつける新しい提案からは、洗練された大人の遊び心が感じられる。大胆なカラーパレットはフレスコ画が着想源に。
デイリーに欠かせないデニムをアップデートする人は多いはず。今年は、1点投入するだけでスタイルが完成する個性派が勢ぞろいした。カジュアルスタイルの一歩先を行く、クラス感のあるアイテムをウィッシュリストに追加してはいかが?