4月から外来理学療法を行うようになり、毎回の治療でしっかりと効果を出して、次回の予約に繋げるという流れで、患者さんをみていました病院

 

 ところが担当数が急増するにつれ(2か月で60人強)、『あれ?前回の効果はどうだったっけ?』と、正直なところ記憶が少し混乱することがでてきました。

 

 もちろんカルテはありますから、それを見て前回の状況は確認しますが、カルテって毎回の状況を詳細に記載するぶん、かえって全体の経過や傾向が一目でわかりづらいと思います。表現が毎回ちょっと違ったり、検査項目が抜けていたり...何より私の字が読みづらいねー

 

 それで忙しい外来の合間にも、治療の直後効果と、次の再来時の効果持続性をチェックする簡単な指標があれば、便利というか安心だなと思い、簡易式の効果判定表をつくりましたこちら

 

 

 再来患者さんの場合、治療前に『前回の治療のあと、調子はどうですか?』と尋ね、得られた回答や来るまでの歩容や問題となった動作などを見て、治療効果の持続性を判定します(表の右側)。

 

 そして当日の治療後の効果判定も、左側の基準で大雑把に判断し、治療前と後の2つの状態を、週間予定表の患者氏名横にメモ的に記載してゆきますメモ

 

 これを毎回、患者さんが来る直前に見て、『前回治療前は↓(やや悪化)していたけれども、治療後は○(軽減)してたなぁ。あの効果は今日も維持できてるかな?』と、治療前に少し身構えることができます。

 

 客観性や再現性としては不十分ですが、忙しい外来治療の臨床現場では、何より簡便で明瞭なことが重要なので、経過を見るにはこれで十分ですグッド!

 

 また2か月ほどこの習慣を続けてみて分かったのですが、自分の治療成績の良い時と悪い時などのが見えてきます。治療法の大枠は変えずとも、治療手技は日々のちょっとした工夫や発見から、微妙に変化させています。

 

 少し強めに行ったり、違う運動を取り入れたり、動かす方向や抵抗のかけ方など、わずかずつ変化させ、より効果のある方法を探しています目

 

 「この週は伸張する力を強めたから成績が悪い」や「再教育運動をした週は成績がいい」などの変動が見え、興味深いです。ちなみに、ある時に私自身が背中を痛めてしまったのですが、その次週の治療成績はやはりよくなかったです△

 

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