今日は本の紹介本など。なんか本当にブログっぽくなってきたなぁ...


 私は本が好きですsao☆ 医学書もですが、他にも色々ですね。学生時代は割とよく読んでましたが、その中の何冊かは今も書棚に残ってて、療法士としての自分の価値観反映されてます。

 その中で私が感動した1冊がコレ。V.E.フランクル(Victor Emil Frankl)の『死と愛』(霜山徳爾訳 みすず書房)です。

死と愛 

 学生時代に駅裏の小さな書店で偶然見つけ、初めて見る本なのに何故か気になって手に取り、買って帰りました。その後、何回か読んでいるうちに、その哲学に惹かれ、愛読書となりました
 
 フランクルの名は、実は彼が第2次世界大戦中にアウシュヴィッツ強制収容所での体験を記した『夜と霧』という本の方が有名です。


   彼は元々優秀な精神科医で、あの「精神分析」のフロイトや「個人心理学」のアドラーに師事したオーストリア(ウィーン)の著名な医師です医者

 彼の実存分析の考え方では、常に自分の意志や選択、良心というものを意識させ、人生の意味や価値を自ら選ぶ責任について問いかけますフムフム  決して心理現象や虚無感に逃げることなく、人生の独自性(その人でしかないこと)や一回性(その時でしかないこと)に気付かせます そして人生はどんな困難な状況であっても、創造や体験、そして苦悩の中からも価値を実現できるという思想が根底にありますふーん

 心理療法の1つではありますが、そこには多分に哲学や思想、そして彼の宗教観が含まれています(あ、ちなみに私自身は何か特定の宗教を信じているわけじゃありませんahaha;*

 本書の中での有名な一節...
「我々が生きる意味を人生(生命)に問うのではない。人生(生命)のほうがあなたに生きる意味を問うているのだ。そしてあなたは具体的に固有の実存を生きることによって、その問いに答え続けなければならない」
う~ん、アチ~よ、アチ~よ~(°▽°;)

 文章が少し難解ではありますが、この本は医療やリハビリテーションに関わる人にオススメです 人生観は人それぞれですが、彼の言葉は読む人に勇気を与えてくれます


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