待ちに待った連休初日...雨というか嵐台風 神様のあほんだらー(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎) 前に書き溜めたブログでも更新するかね...熊本と大分は大丈夫かな

 さて、理学療法は症候を治すための治療ですから、同じく治療である薬物療法との間でお互いに影響があります薬


    理学療法によって身体の器官機能が改善すると、同じ薬剤量でも作用(効果)や副作用が変わるんですね また薬によっては、その強力な副作用が運動機能に影響を及ぼすので注意を要します

ステロイド:副腎皮質ホルモン剤で、強力な抗炎症作用があります。注意すべきは急激な運動機能の改善で、同量ステロイドでは炎症が再燃するケースがあります。間質性肺炎やRAで認めます。ですから炎症性疾患では治療(刺激量)を漸増するのが鉄則です(解熱剤使用時も注意)

 またステロイドの副作用で恐いのはタイプⅡ筋線維の萎縮です。ステロイド長期使用の方に高負荷の運動を行わせると、翌日極度の筋疲労で立ち上がれなくなる方がいます。特に基本的動作に関わる近位筋が萎縮しているので注意が必要です

降圧剤高血圧の治療薬ですね。実は理学療法でも直接的な効果ではありませんが、全身の過剰な筋緊張(筋スパズム)や疼痛を治療すると、高血圧が軽減するケースがあります。すると、それまでと同じ薬剤量の方で、今度は低血圧を来すことがあり、併用の場合は注意を要します

血糖降下剤糖尿病の治療薬ですね。これは想像しやすいと思いますが初回のうちは歩行や自転車エルゴメーターなどの全身調整運動を行うと数十分~数時間後に低血糖を起こす可能性があり、注意を要します 

気管支拡張剤COPDの改善薬ですね。呼吸器障害の理学療法では換気の改善を図りますが、それは空気(酸素)がより末梢の気管支まで通ることを意味します。そのため吸入型の気管支拡張剤であれば、より
深部まで薬剤が到達する可能性があり、個人的に期待しています

緩下剤便秘の治療薬ですね。便秘の記事はよく書いてますが、これも緩下剤と理学療法の相乗効果を期待しています。むしろ効きすぎなのか、軟便が大量に...なんてことも多々ありますうんち

 他にも色々ありますが、今日はこんなところであひゃぁ~ ある意味、必要のない薬物や手術を減らすことも、我々物理医学的治療を行う療法士の役割なんですね

↓明日は晴れますように晴れ

にほんブログ村