先日、某ネット新聞さんの記事をPT仲間に教えてもらいましたaya
 
 それによると、どうやら厚生労働省が病院での過剰なリハビリの削減に乗り出すようですね。入院患者さんに長時間のリハビリを実施したにもかかわらず効果が出ていない場合は、2017年4月から1日あたりの実施時間数を制限し、病院が受け取る診療報酬を最大3分の1に減らすらしいですおののく

 
 厚生労働省は今年4月から一部の病院で脳卒中や骨折の入院患者さんのリハビリ効果に関して、歩行や食事・排泄動作能力などがどれくらい回復したかを調査するとのこと。そして1日2時間(6単位)超のリ
ハビリで機能回復の基準値を下回った病院では、2017年4月から1日の実施上限を3時間(9単位)から2時間(6単位)に減らすらしいですひゃ~・・・

 以前、厚生労働省の調査結果で脳卒中患者さんなどのリハビリによる効果が、1日1~2時間群と2時間超群とで機能回復に大きな差がなかったことが出ており、「病院が必要以上にリハビリを行っている可能
性がある」という意見があるみたいです。患者さんの「体や費用の負担を減らす」狙い?があるとのこと...

 詳細についてはまだ分かりませんが、病院勤務の療法士やリハビリテーションに取り組まれている患者さんにとっては心配な内容です泣

 しかし元々私は、診療報酬(料金)が時間制であること自体に、常々違和感がありました。例えば同じ医療行為でも、外科手術ではそんな考え方はしませんよね?手術にかかった時間で料金が変わったりはしません。同様にリハビリは期間制限(90・150・180日)がありますが、これだって他の医療、例えば薬物療法などで「この薬は180日までしか出せません」とはなりませんよね。症状が出れば、またもらえます。

 これは結局、国の解釈する「リハビリ」業が、理学療法という治療行為ではなく「動作訓練の介助・指導」という認識だからです。医療であって医療でない...もちろん訓練自体を否定しているのではなく、元々療法士は治療者なんだよと言いたいだけです だって「therapist」ですからまぁそもそも「リハビリ」という表現が、行為を曖昧にしてしまってますもやもやっくす

 「リハビリ」は治療行為ではない→訓練は時間制でいい→2時間しても3時間しても効果は一緒だ...という三段論法でしょうか 考え中  治療者としては違和感だらけですが困った 皆さんはどう思われますか
 
リハビリ 

↑PTのイメージってこうですもんね

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