慢性期病院に勤めていた頃、STさんや看護師さんやご家族さんが、患者さんに嚥下訓練や食事介助をしている場面を見て、いつも思ってました「それ、誤嚥させてますよ!」

 食事をとっている姿勢を見ると、大体わかります。アゴが上がって、首が前に飛び出して、背中が丸まってて...パーキンソン関連疾患や脳卒中の患者さんがご高齢になると大体そうなってきます。

 だからそういう患者さんの場合、極力食事の前にPTの時間を入れさせてもらってました。このような姿勢の多くは硬くなった筋肉と関節が原因で、後頭直筋や胸鎖乳突筋、環椎後頭関節(C0-1)の硬さをほぐします。

 すると治療直後に患者さんが「ごくっ」と生唾を飲まれます...それまでにどれだけ色んなものが、気管のほうに流されていたことか~ (> <)

 また、たとえ誤嚥しても、咳をする力と肺の換気量が保たれていれば、誤嚥性肺炎の発生率は減らせるのではないかとPTとして感じます。

 やっぱり嚥下と呼吸と栄養は、チーム医療なんですよね☆

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