先週の土曜日、イグナチオ教会で片柳弘史神父様の講演会「マザーテレサに学ぶ奉仕の心」を拝聴して来ました。
片柳神父様は、お若い頃にインドのマザーテレサのところで1年間ボランティアをなさり、マザーから直々に「神父様になりなさい。」と言われ、その後10年以上の時を経て神父様になられた方です。
神父様は、FB、ブログ、ツィッターなども積極的にお使いになり、最近ではテレビ朝日の「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺」への番組出演をなさり、新刊書『The Love 世界で一番大切なあなたへ マザーテレサからの贈り物』がとても人気です。
13時~16時の講演会、ヨセフホールに300人分程用意された席は満席となり、椅子をさらに追加しても立ち見の方が・・・。
講演会は、大学で声楽を勉強なさっている林いのりさんのソプラノの歌で幕をあけ、その後、登壇なさった片柳神父様の明るく、温かく、気さくでユーモアもたっぷりのお話に、聴衆は、すっかりと魅了されました。
ご自身がこれまで歩まれていらした道をお話下さると同時に、写真がご趣味でもある神父様自らが撮影なさったマザーのお写真、新刊書のページに載るマザーの言葉をスクリーンに映し出し、マザーのエピソードをお話下さいました。
この記事では、神父様のマザーとの出会いのお話をご紹介します。
片柳神父様が、初めてマザーを見かけたのは、「24時間テレビ 愛は地球を救う」の画面の中で、「飢えて死ぬ人を助けに行く人がいないのはなぜか?」とご自分が抱いていた疑問への回答のように、マザーを発見して「居るんだ!」と認識なさったとのこと。そして、「自分も貧しい人のために働ける人になりたい。」と志されたのだそうです。
その後、大学時代に、ご縁あってガラルダ神父様から受洗なさり、キリスト教を勉強されるも、頭の知識だけではなく、実践がしたい!・・・との思いで、究極の実践者であるマザーテレサにたどり着かれたそうですが、ここで、面白いエピソードをご披露下さいました。
ある日、東京にあるマザーテレサの「神の愛の宣教者会」支部に電話をして、お手伝いがしたいと申し出られた若き日の神父様は、その電話口で、最後に「ひとつだけ質問させてください。マザーテレサはいつ亡くなったのですか?」とお尋ねになったのだそうです。
すると、電話口のシスターは、大笑いして「マザーはまだカルカッタで生きていらっしゃいますよ。」・・・と。
「そんな、『キュリー夫人』とかと並んで、偉人伝がもう刊行されている方が、まさかまだ生きていいらっしゃるとは思わなかったので、とても驚きました!」と神父様。
そして、その次には、「偉人伝に載っている人がまだ生きているなら、ぜひ会いたい!」との一心で、リュックを背負って、アポなしでマザーに会いに飛行機でインドへと駆けつけられたそうです。
チャイムを鳴らすと、インド人のシスターが事務所に通してくれて、待つこと5分、アポもしてなかったのに、すぐにマザーがいらして、「よく来てくれたわね!」と大きな手で握手をして下さったとのこと。
その時、片柳神父様は、まさかアポなしで、こんなにすんなりマザーに会えるとは思っていなかったので、何を話したら良いかわからなくなり、思わず、「サインして下さい!」と言って、一緒に写真を撮るのが精一杯だったとおっしゃっていました(*^_^*)
そして、「この人と一緒に居れば、何かがわかる!」と実感なさって、「死を待つ人の家」で1年間奉仕をなさいました。
そんなある日、マザーが一目散に片柳神父様をめがけて歩いていらして、腕をつかんで、「いつまで迷っているんですか。」「今すぐ決心しなさい。」「あなたは神父になりなさい。」「2,3ヶ月をインドで貧しい人に捧げるのも美しいけれど、あなたにはもっと美しい人生が待っている。人生のすべてを神に捧げるのです。」とおっしゃっのだそうです。
すぐには、決心がつきかねたと神父様はおっしゃいましたが、マザーの人を見る目がいかに確かであったか、よくわかるエピソードですね。
新刊書は、アーティストのRIEさんの温かいイラスト入りで、私は会場で販売されていた神父様とRIEさんのサイン入りの本を購入させていただきました。
神父様の講演の間に、RIEさんも少しのお時間お話なさり、そのお話もとても心に残りました。
講演会で神父様がお話になった、大切なマザーからのメッセージは、こちらの本に書かれているので、ご関心のある方は、ぜひご一読なさることをおすすめします。
