「インゲンのつる」は語る
国際的な世情の乱風、迅雷は今、日本でも正に多くの人々の”生活”や将来を不安に、また激変させている。そのためか、大変困難な要因を持つ人が急増中である。
自殺者もジャンボ機が何と毎日満席にして6機を越える勢いで墜落している状況を生み出している。
この流れの中で特に数年前から顕著になって来たのが「引きこもり」だ。
引きこもりになるのは、性格的には感性豊かな人や敏感で静かな優しい性格の人が多いという。症状を切り抜けた人々の多くが、男女ともに「家族や友人によって救われた」という。続いて「趣味(読書、音楽鑑賞、映画)やスポーツ」。中でも注目したいのが「本や人との出会いによって元気、勇気がわいてきた」という事例である。
それはTVの会話かも知れないし、歌かも知れない。誰かの一言かも知れない。
また毎日の生活の中で、多くの感動や気づきがある人々は、実に前向きに生きているようだ。生きがいや、自分が何かの役に立つこと誰かの役に立つこと等々を見出して、目標、目的が明確になっているためだろう。
ところで、日本人は特に山や川、空、雲、雨、風など「気」の字がついた文字の多さの如く、大自然から多くのことを昔から学び取る名人が多いとも言われる。それだけ観察や心の楽しみ方を知っていたのだろうか。これも自然界の例だが、インゲンのつるは本来は右巻きだが、それを強制的に左巻きにして育てると、収量が二倍になるという。
環境の大変化というストレス要因の中で、ある種の緊張状態は光合成などの代謝系を活発化し、大きなダメージとなるどころか、生長力をより強くするというのである。
さて、かつての先哲の如く、どんなに貧しくても苦しくても、静かに内在する己自身の真の力を信じていきたい。己が己自身を認めていきたい。毎日次々と起こる世情や現象に一つ一つとらわれまい!「地獄の猛火、化して清涼の風となる」(観無量寿経)ような、さわやかな生き方をしたいものだ。