私は最近知りました。これは何時できたのでしょうか(・_・?)
さて、この日が近づいてきたので、
ふと、神道と猫の関係について考えていました。
猫を祀っている神社もあるんです!
現代ではペット扱いされている猫ですが、
かつては有り難い労働力だったのです。
先日、ある年長者から
「本多さん、かつて、養蚕が盛んな地域では
床の間に猫を描いた掛け軸をさげていたようです。
猫が蚕を食べるネズミを退治してくれる大切な存在だからです。
新潟あたりでは今でもそういう風習が残っています。」
というような話を聞きました。
日本の養蚕業は、江戸時代に諸藩が殖産事業として
興隆を促進したことから、明治時代にかけて隆盛期を迎え、
良質の生糸を大量に輸出していました。
特に明治時代には、養蚕業・絹糸は「外貨獲得産業」として重視され、
我が国の近代化(富国強兵)の礎を築いたのでした。
養蚕は、貧しい農村にとっては、重要な産業だった。
どれほど大切だったかは、虫に向かって「お蚕様」と、
「お」と「様」つけで呼んだことからもうかがい知れます。
こんな「桑つみ唄」が歌われていたという。
蚕さい中に嫁御に出られ
貰わにゃなるまい とら毛猫
大切な労働力だった娘が嫁に行ってしまって、
貰わにゃなるまい とら毛猫
という意味の他に「ヨメゴ」は「ネズミ」の別名でもあったのです。
これは両方の意味をかけた歌です。
猫は養蚕農家にとって、人間1人と同じくらいに
貴重な労働力だったのだ。
こんな記録も残っている。
「鼠の蚕にかかる防として猫を殊に選ぶことなり。
上品のところにては、猫の価金五両位にて、
馬の価は一両位なり。」
(松浦静山『甲子夜話2』中村幸彦・中野三敏校訂、平凡社東洋文庫)
猫の価格が馬の五倍とは驚きです。
猫が大活躍した例は他にもあります。
明治32年(1899年)、日本にペストが上陸した。
上品のところにては、猫の価金五両位にて、
馬の価は一両位なり。」
かつて中世ヨーロッパで大流行し、4人に1人が
死んだとされる恐ろしい伝染病である。
それまでペスト禍を知らなかった日本で流行ったら大変なことになる。
北里柴三郎博士は、ドイツのコッホ博士とともに、日本政府に進言する。
「すべての家で必ず猫を飼うべし」
ペスト菌はネズミが媒体するからネズミ退治に猫を、という作戦だ。
猫の値段は高騰し、海外から輸入までされた。
たかが猫と侮るなかれ。猫作戦の効果は絶大だった。
猫たちの大活躍で、わずか4年で、日本のペスト患者数は激減。
死者数2423名、死亡率83.3%という
大きな禍根を残したペストは、
昭和5年(1930年)をもって完全に撲滅された。
身近にいる野良猫のご先祖様は
我々人間のご先祖様を救ってくれたのかもしれませんね。
そう考えると、いつも悪さばかりしている野良でも
少しは可愛く見えますかねぇ?(^^;)
