故人の御霊(みたま)を移して、家庭でお祀りすることにより、
故人や先祖はその家の守護神となり子孫を守るといわれています。
ところで、神道が先祖崇拝を重んじる
根源的な理由をご存知でしょうか?
これがとても重要!
もし、私が皆さんに対して
「あなたは誰から生まれたのですか?」
と質問したとします。
誰もが
「両親(父母)からに決まってるでしょうが!」
と回答すると思います。
人は自由意志(理性)によってこの世に生を享けるのではなく、
親によって生み落とされることによって存在します。
子が親を選択することはできないのです。
さて、我々は生れたときに親から授かったものがあります。
とても有り難いものです。
理性の所産である文明や文化以上に価値のあるものです。
それらの価値を認識するために必要不可欠なものです。
至上のものです。
言い換えると法則・作用と言うべきものです。
もっと具体的に説明しましょう。
我々人間には先天的(生まれながら)に
そなわっている生存機能がたくさんありますね。
私は生物学の専門家ではありませんが、
例えば…
①自己増殖能力、②エネルギー変換能力、
③恒常性(ホメオスタシス)維持能力などです(^^)b
(他にも色々ありますが…)
言うまでもなく、①~③は理性の所産ではなく、
意識でコントロールできるものではありません。
宇宙の自然法則ですので…
人間の生存とは生命受動随順にはじまり、
後に能動的な知を養うに至ります。
※受動…他からの動作・作用を受けること。受け身。
※随順…おとなしく従うこと。従って逆らわないこと。
※能動…自分の作用を他に及ぼすこと。はたらきかけ。
如何に優れた思想(理性思索の所産)とやらも
この原型(生命受動随順)を基礎としなければ成立しません。
人間とは親(先祖)の子として生れた存在であり、
両者は生命(生存法則)をもつことにおいて、
主体と主体という関係にあるのです(^^)b
親が極悪非道の犯罪者であれ、人格破綻者であれ、
理性とやらでは全く制御不可能な生存法則を与えた
権威の存在には違いないのです。
生命に随うものは興り、
それに反するものは滅ぶ・・・
この点は文明や文化の興亡(盛衰)とも深く関わりがあります。
機会があれば詳しく書きます(*- -)(*_ _)ペコ
