最後に伺ったお宅は81歳のお婆ちゃんが独りで住んでいました。
田舎では高齢者の独り暮らしが加速度的に増えています。
このお婆ちゃんは正月2日から25日まで
東京在住の娘さんの家に泊まりながら旅行をしてきたそうです。
なんと3週間近くもです。
ここは雪国秋田です。
私が
「こっちに帰って来てから屋根の雪おろしや
住宅周辺の除雪で大変だったんじゃないですか(・_・?)」
と聞くと、
婆ちゃん曰く…
「屋根は安全を期して昨年末に1度おろしていったし、
近隣に普段から交流のある親切な人が多いから
住宅周辺の除雪はご近所さんがやっててくれたみたい(^^)」
私はこの話を聞いて、
NHKスペシャル「無縁社会~“無縁死” 3万2千人の衝撃~」
*行旅死亡人…身元不明人の死
皆さんは見ましたか(・_・?)
(*3日に再放送されます。)
誰にも知られずに亡くなり、
引き取り手もないまま埋葬される人が増えているそうです。
その背景を取材すると、日本が無縁社会に突入している
実態が浮かび上がってくるそうです。
行旅死亡人100人を追跡した方の何人かを
ドキュメント風に放映されました。
かつて日本社会に当たり前のようにあった
地縁・血縁といった地域や家族・親類さえ
あんまり関わりをもたなくなった時代…
会社とのつながり社縁まで失われ、
無縁社会化が加速していると指摘していました。
映像に映し出される遺骨を荷造りする専門の宅配業者さん…
送り先は無縁骨を専門に納骨してくれる寺院。
20年後にはには男性の3人に1人、
女性の4人に1人が生涯未婚になるとの予測も示されていた。
俺もその1人になるのかも?σ( ̄∇ ̄

(*こんな書き込みもありました↓)
都会は大変だね。
田舎在住で近所付き合いウザ━━━(´∀`;)━━━!!!!
って思ってたけど・・・
老人多数なのに孤独死や無縁死が出ない田舎のシステムが凄いと思った。
田舎在住で近所付き合いウザ━━━(´∀`;)━━━!!!!
って思ってたけど・・・
老人多数なのに孤独死や無縁死が出ない田舎のシステムが凄いと思った。
田舎では除雪の手伝いだけではなく、
声かけ運動なんてのもやってますね。
独り暮らしの高齢者の方の家に数日に1回は
ご近所さんが電話か訪問をして声をかけることです。
1つの安否確認システムです(^^)b
田舎ではこうした地縁に基づく同朋意識が残っている
のがせめてもの救いかも(・_・?)
神社の祭りの伝統もこれに支えられています。
現代的な意味の神社の氏子とは血縁関係というより
氏子地域に住む者同士の同朋意識に基づいています。
宗教を深く意識しないで活動しているような…
さて、先日、私の更新した記事に、
「昔からあるから、これからもなければいけない…
というのは、理由ではなく惰性です。」
と書き込みをされた方がいました。
私は古くからある伝統慣習と名のつくものなら
何でも無批判盲目的に受け容れているわけではありません。
理性的判断もしているつもりです(^^;)
↑の書き込みをされ方は、
「宗教で重要なのは教義とそれに基づく実践ではないですか?」
とも仰いました。
その通りです!
神道の場合、お祭りという共同体の文化活動(実践)が
住民同士の精神的な繋がり(絆)を強めてくれます(^^)b
私はこうした失われつつある
コミュニティの再生を金で解決するのは困難だと思っています。
たしかにお金があれば色々な物は買えるでしょう。
税金で公園の遊具や図書館の蔵書数を増やすとかです。
(*もちろんそれも大事です。)
一方で金で地縁に基づく精神的な繋がりを再生する
のは非常に難しいと思いません?(-_-)ウーム
「はい、買ってきましたよ!(^^)」
な~んて容易にはいきませんよね(・_・?)
物じゃなくって心のあり方ですから…
ところで…
伝統や権威はしばしば理性主義者の批判の対象になります。
この理性主義の根拠となるのは弁証法といわれるものです。
弁証法とは簡単に説明すると、
人間の認識は疑うべきものであって、
まず疑って、その理性的な批判から本当の理性が生まれる。
その理性もまた疑うべきであって、
さらに理性的な批判を加えることで、また本当の理性が生まれる。
これを繰り返していくことが、
常に真の理性を探究していることだという。
「古い伝統慣習を無批判盲目的に信用するな!
中には悪しきものだってあるはず!
その価値について理性的な判断をしろ!ヽ(`д´;)/」
と言いたいのかもしれない。
理性とは人間の一部だから否定しようがない。
伝統とやらを認識することもまた理性です。
まあ理性主義者たちがいくら理想的な社会を考えようとも、
それが人間性や伝統的価値観から極端に乖離してしまえば、
受け容れられないというだけのことのような…(-_-)ウーム
私は伝統の価値は時間の効力でしか確認できないと思っています。
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