書庫「回答集」の更新です(^^)

先に更新した神仏習合関連の記事について

「仏教を汎神教に分類されてましたが、

 むしろ神道こそが汎神教に近い宗教ではないでしょうか(・_・?)

 神道は万物に神が宿るというような神観ですよね(・_・?)」

というメッセージをいただきました。


これについて私なりの考えを述べておきます(*- -)(*_ _)ペコ

まあ結論から言って

「神道は汎神教には該当しない」と思います(-_-)ウーム


先学の言うことを鵜呑みにするわけではありませんが、

今泉定助先生なども論文の中で

「神道は汎神教のような雑多なものではない。」

と明言されていたと記憶しています。


Q&A【汎神論】とは(・_・?)

万物は神の現れであり、万物に神が宿っており、

一切が神そのものであるとする宗教・哲学観。

大辞泉より


さて、神道は総ての働きを神とする汎神教なんでしょうか(・_・?)


敢えて神を定義するとすれば、

江戸中期の国学者である本居宣長大人による試みが

今日最も広く受け容れられているようです。



即ち「尋常(よのつね)ならずすぐれたる徳(こと)

のありて可畏(かしこ)きものをば神とは言ふなり」とするのである。



徳とは他に影響を及ぼす大きな力、働きの事であり、

人間にとって好都合であり幸いを齎(もたら)すこともあるし、

逆に不幸や災いを齎すこともある。

当然、自然や人間も神とされる可能性を与えられている。

本来この国の人も自然も、神の生みの子なのだからである。

しかし、自然や人間の総てが神なのではない。

そこには、人間の生活にとって「特に大きな働きを示すもの」

という限定的な神観に特徴があるんです。


例えば…

自然の場合には雨の神・風の神・山の神・海の神・川の神・雷神など、

特に人間の生活に深く関係し、大きな影響力を示す対象に限られ、

人間の場合には死後年を経て

祖霊となって個別の家毎に祀られはするが、

神社に祭祀されるのは特に国家社会に

大きな貢献を成就した者に限られ、

生きている場合には特にその霊威の優れた者に限定されています。