今晩もしっかり勉強しておきたいと思います(^^)


天皇の機能(戸松慶議著 天皇論-日本固有の道より)


この本は某掲示板でも絶賛されておりましたが、この分野では最高レベルだと思います。

神道理念及び天皇について全く理解していない共産主義者や唯物主義者にも

是非一読してもらいたいほどの名著です。



天皇の機能は、天津日嗣(あまつひつぎ)と天壌無窮と万世一系の三つに見られる。

この三つは我が国固有のものであり、他国にその例を見ない。



有史以来文化を創造し人類に恩恵を施せる民族は、

何れも例外なく自国の固有性独自性を開花発現して普遍的文化を築きあげてきたものであって、

初めから普遍性世界性をもっていたものではない。



普遍性世界性というものは、一つの独自性が時を得て、

広く世界各国に普及されて普遍性になったものである。



したがって普遍性世界性は、固有性独自性を離れて存在するものではない。



しかるに日本の世界主義者及び普遍主義者は、

普遍的近代文化思想が発生当初から普遍性世界性を発揮し、

何等の抵抗批判もなく世界各国に歓迎せられて根を張ったかの如く錯覚しているが、

決してそうではないのである。



西洋文化模倣の後進性を脱し得ない普遍主義者や世界主義者から、

軽蔑され無視されてきた日本の固有性独自性が、将来において開化する機会を得れば、

やはり世界性普遍性の文化となり思想となるものであることを彼等は知らない。



戦前においてさえ、有識者といわれる人々がその事実に暗かった。

いわんや戦後においては皆無に近いといってよい。

心情的気分的には神道界神社界の中に多少いるとしても、

天皇象徴論に同意している事実」から判断して、

この人々の理解がどの程度のものであるか大体想像できる。

これが不明であるために、国民共通の広場たる国民精神統一を成り立て得ないのであり、

思想的混乱、対立、相剋、闘争がやまないのである。



或る意味では今日一億数千万の日本人の大半が、

思想的には西洋人乃至は西洋化せられた植民地文化民であると断言してはばからない。



その名誉ある西洋文化思想も全面的行き詰まりを生じている今日、

これに代わる文化思想は現存する五大文化の中では、

今のところ日本の調和原理(むすび)以外に見当たらない。

しかるに多くの日本人は象徴論と天津日嗣(あまつひつぎ)の区別さえ出来ない状態である。



次回「天津日嗣」に続きます(^^ゞ