世界三大宗教といわれる仏教・キリスト教・イスラム教はそれぞれ特質があるが、
構造的には仏教の神秘主義とキリスト教・イスラム教の預言者型の二つに区分することができる。
仏教の心理的根本体験は現世への嫌悪の感情である。(人生の無常観から発しているため)
それは現世の生活を束縛と観じ、感覚界や感覚性を遠ざけることによって、それから解放され、
心の安息平安を得ることを努める。
それは瞑想、自己沈潜によって解脱の真理を内観し、証得しようとする。
それ故、仏教は、瞑想的神秘主義ともいうべく、この宗教的生活においては、
心身の一切の刺激がうち消され、自我さえも否定されねばならない。
これに対しキリスト教・イスラム教の預言者的敬虔な心理的体験はこれとは反対に、
現世生活への抑制しがたい意志と、生活の中に実現されるべき価値や課題とによって鼓舞されている。
したがって神秘主義宗教が受動的、静的であるのに対して、預言者宗教は、能動的であり、
その根本の作用は熱烈な信仰即ち「人格神」へのゆるがしがたい信頼である。
仏教は本来神なき宗教であり、信者の側からして求めるならば、
「解脱の四聖諦(下記参照)」が本体のものというべきであろう。
ところが預言者宗教のキリスト教・イスラム教は、神は「人格的な意味」であり、
唯イエスは神は愛を本質とし、マホメットは唯一神アラーの慈悲を本質とし絶対の服従を要求した。
Q&A〔仏〕【四聖諦】とは?
四つの真理の意。苦諦・集諦(じつたい)・滅諦・道諦の総称。
十二縁起と並ぶ仏教の根本教理。三省堂提供「大辞林 第二版」より
構造的には仏教の神秘主義とキリスト教・イスラム教の預言者型の二つに区分することができる。
仏教の心理的根本体験は現世への嫌悪の感情である。(人生の無常観から発しているため)
それは現世の生活を束縛と観じ、感覚界や感覚性を遠ざけることによって、それから解放され、
心の安息平安を得ることを努める。
それは瞑想、自己沈潜によって解脱の真理を内観し、証得しようとする。
それ故、仏教は、瞑想的神秘主義ともいうべく、この宗教的生活においては、
心身の一切の刺激がうち消され、自我さえも否定されねばならない。
これに対しキリスト教・イスラム教の預言者的敬虔な心理的体験はこれとは反対に、
現世生活への抑制しがたい意志と、生活の中に実現されるべき価値や課題とによって鼓舞されている。
したがって神秘主義宗教が受動的、静的であるのに対して、預言者宗教は、能動的であり、
その根本の作用は熱烈な信仰即ち「人格神」へのゆるがしがたい信頼である。
仏教は本来神なき宗教であり、信者の側からして求めるならば、
「解脱の四聖諦(下記参照)」が本体のものというべきであろう。
ところが預言者宗教のキリスト教・イスラム教は、神は「人格的な意味」であり、
唯イエスは神は愛を本質とし、マホメットは唯一神アラーの慈悲を本質とし絶対の服従を要求した。
Q&A〔仏〕【四聖諦】とは?
四つの真理の意。苦諦・集諦(じつたい)・滅諦・道諦の総称。
十二縁起と並ぶ仏教の根本教理。三省堂提供「大辞林 第二版」より