無事、必殺仕舞人全13話視聴完了しました


いやー・・・予想以上に楽しめました、面白かった!! これが率直な感想


歴代最長話を誇った必殺仕事人、そして世間的仕事人のイメージが定着する決定打になった人気作、新必殺仕事人の橋渡しとして作られたのが今作


故に最初から全13話と短めに設定されていましたがその分1話1話の話の作り込みが丁寧で好印象 キチっとまとまってるんですね


前期のストイックさというかハードさ、後期の単純明快なストレートな面が絶妙な割合でミックスして、非常に見やすかったです


脚本や演出もそうですけど1番大きいのは主演の3人の力でしょうね


仕舞人の元締であり主人公の坂東京山に京マチ子さん、ベテラン仕舞人晋松に故・高橋悦史さん、熱血漢な仕舞人直次郎に本田博太郎さん、サポート役おはなに西崎みどりさん


このメンバーの手堅い演技が非常に画面を引き締めていたように思います 特に本田さん演じる直次郎、普段のひょうきんな底抜けに明るい兄ちゃんが殺しの時に見せる野獣のような眼光 この演じ分けが凄いの一言 本田さんならではの怪演、この二面性こそ必殺シリーズの醍醐味


特に最終回も権力の背後に潜む敵組織との抗争を軸に描かれ、直次郎の3人斬り、晋松が刺され重傷の身を起こしながらも仕事を完遂したり、桜吹雪舞う中の京山の華麗な仕置、三者三様の見せ場があって非常にクール


ラストも非常に仲が良かった分、バラバラになって去っていくシーンはどこか切ない・・・




総括 非主水シリーズの中でも必殺シリーズ入門編にふさわしい名作でした


春休みになったらまたちょくちょくリピートしていこう