まえがき
・今回は一切ギャグ的表現は交えません
・それ故、ギャグ的表現や野暮なツッコミを入れたコメントは誠に勝手ですがこちらが判断して削除させてもらいます ご了承ください
では参ります
西部警察PARTⅢ 最終回
大門死す!男達よ永遠に・・・
今まで様々な巨悪を叩き潰してきた大門軍団、そんな彼らの最後の敵がこの男
世界的№1テロリスト 藤崎
藤崎の仕掛けた巧妙な罠にはまる大門軍団・・・・
夕張の地に逆におびき出されてしまった大門軍団、熾烈を極めたこの戦いにより・・・
メンバーの1人・ジュンが重傷を負う
この夕張の地での闘いは今まで余った火薬やガソリンを使っただけあって圧巻の一言!!右も左も銃弾が飛び交い、次々と連鎖的に大爆発の嵐!!
かつてない強敵に命を狙われかけがえのないメンバーが倒れ、動揺を隠せない大門軍団、しかし藤崎の暴挙は止まらない
・静岡県にて自衛隊を襲撃・大量の武器弾薬を強奪
・日本の貿易の顔とも言える大企業を襲撃
・社員の乗るバスをジャックし、会長と民間人の少女を拉致
・日本政府に莫大な身代金と大門軍団の捜査中止命令を下す
これを受けた日本政府は・・・無条件に降伏してしまう
もう大門軍団ですら立ち向かえない・・・ 覚悟を決めた団長のとった行動は・・
恋仲であるジュンと妹のアコを木暮課長に託し、最終決戦に挑む覚悟を固める きっと課長も気付いてたんでしょうね、団長がこの戦いで命を捨てる覚悟だと・・・・
その団長の前に・・・
運命を共に過ごすと決めた団員達が同じく覚悟を決めて団長の元へ集う このシーン・・本当に熱かった・・・目頭が熱くなった
退院したジュンも参戦し、遂に大門軍団は警察手帳を返上して強行手段に出る
このシーンだけでも滅茶苦茶熱いんですが・・いつもは嫌味ばかりを言う典型的中間管理職の佐川係長
彼は大門軍団の行動を知って・・「私も戦いたかった・・」と悔し涙を浮かべる
あのいつもは小心者の係長が・・・・ これも本当に目頭がカーッて熱くなった名シーンです
しかしいくら強行手段に出ると言っても藤崎の潜伏場所が分からない・・ そんな彼らに我らが課長が行動を起こす なんと・・・
警察上層部を裏切り、大門軍団に藤崎の潜伏場所を伝える!! これには上層部は無論、団長も驚く
例え現場には行けなくても勝利の鍵を作る事は出来る、これが課長の貫いた「道」です
課長の勇気ある行動を無駄にしない為にも、大門軍団は遂に藤崎の潜伏する島に乗り込む
ただひたすらにテロリストを撃つ大門軍団!
炎が燃え盛る熾烈な戦場!!
全てを木端微塵に吹き飛ばす大爆発!!
まさに・・・シリーズ最高・最強のバトルが展開!!
ズタズタのボロボロになりながらも、テロリスト達を殲滅し人質を救出する大門軍団 残すは藤崎ただ一人!!
単身藤崎の元へ挑む団長、しばらく無言の均衡状態が続くも一瞬の隙をつき両者は互いに発砲!!その結果・・・
藤崎に腹部を撃たれるもとどめの一撃を叩き込む大門団長!!
さすがの藤崎も合計2発も喰らってはダメだった、しかし・・彼は死に際に手榴弾を起動させる!
必死に逃げる団長、しかし無情にも手榴弾は爆発!その爆破は無数の武器弾薬にも引火し・・遂に・・・
藤崎の要塞・木端微塵の大爆発!!
この要塞の製作費が3000万、爆破費用がなんと5000万 この作品の総製作費はなんと・・・数億円!! まさにシリーズの終焉を飾る最後の爆破です・・
この爆破に動揺を隠せないメンバー、しかし団長は生きていた!苦痛に顔を歪めながらも歩いてくる団長・・・しかし・・・
生き残っていた悪女が放った弾丸が団長の胸を確実に貫いた-
鮮血と共に崩れ落ちる団長、怒り狂ったジョーとジュンは悪女をハチの巣にするも後の祭り・・ 絶叫を上げながら団長に駆け寄るメンバー・・・
蚊の鳴くような声でメンバーの名前を1人ずつ呼び、人質の無事を確認する団長 もう彼の目は愛する仲間達を見る事すら出来なくなっていた
「みんなと・・・デカをやれてよかった・・・ありがとう・・・さむい・・・」
それが、大門団長最期の言葉だった
1984年 西部署・大門圭介部長刑事 殉職
もうこのシーンで泣いた 涙がツーって頬をこぼれて・・・鼻声になって・・ 凄まじい喪失感と虚無感に襲われて・・
「血が止まんねぇぇぇぇぇぇよぉぉぉぉぉぉ!!」 絶叫するハト
「バカ野郎・・あんたが死んで・・俺達はこれから誰を頼りにして生きていけばいいんだ・・大門圭介よぉ!!」 怒りに任せて叫ぶタイショー
「嘘だよ・・・嘘だよ・・・・」 現実を受け入れられないジュン
「・・・・・・・・・・・」 感極まって何も言えないジョー
「団長・・もう一回一兵って言って下さい・・もう一回・・・」 2度と叶わない願いを頼み込む一兵
「大さん・・ワシより先に・・・・」 ショックを隠し切れず号泣する長さん
そんな彼らの叫びは1つも、団長には届いていなかった-
全てが終わった 何もかも全てが 木暮課長は無能な警察上層部に今後この事件に関して誰かに伝えるような事があればこのように伝えるように言った
「日本を救ったのはあんた方でもなければ我々警察でもない、大門圭介という1人の漢です」
そして課長は改めて団長の遺体と向き合った
「大さん・・疲れたろう?だから眠ってるんだろう?違うか? 頼む・・一言でいい・・何とか言ってくれ・・言ってくれ・・言ってくれ!! 大さん俺ぁなぁ・・お前さんの事を・・あんたの事を弟みたいに好きだった・・」
感極まった課長は涙を流しながら吠えた
「ありがとう・・ありがとう!!」
この一連のシーン、全て木暮課長こと石原裕次郎さんのアドリブなんですよね。これはもう番組を超え、大都会シリーズの時代からずっっと石原プロを支えてくれた渡哲也さんに対する・・
裕次郎さんから渡さんへ贈った、最初で最後の感謝のメッセージだった ちなみに西部警察が終わった後裕次郎さんは大病に倒れ、2年後の1986年、裕次郎さんは52歳という若さでこの世を去ります 今思えば裕次郎さんは自分の体の事を既に悟っていたのかもしれません・・・
団長の生前の願い通り、ジュンとアコは課長とメンバーが見守る中結婚する
そして課長は自分と団長の警察手帳を海に投げ捨て一言呟いた
「さよなら・・・・」
そして流れる、初代ED・みんな誰かを愛してる
全ての始まりだったPARTⅠの初代EDをバックに、5年間という中で様々な伝説を残して西部警察はブラウン管から姿を消しました
本当・・これ以上ないくらい最高の締め方だったと思います 本当・・最高の作品でした・・
たくさんの興奮と感動をありがとう、そしてさようなら-
「西部警察」は不滅です!!
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
引き続き西部警察シリーズレビューをお楽しみ下さい
では今回はこの辺で・・・