今年娘が大学受験だ。
体力的にも精神的にも結構大変そうだ。
だから自分の経験を踏まえて、
浪人も結構楽しいよ、と言ってみたら
「絶対ヤダ!」
と、一蹴された。
息子にも言ってみたけど、
同じく一蹴。。
受験勉強なんて
さっさと効率的に終わらせたいよな、
と夫。
そんなもんかなぁと
ちょっぴり寂しい私。
効率化。
ムダを省く。
それは仕事でも
しょっちゅう言われることだ。
頭の良い人たちの間では、
最小限の努力で
最大限の成果を上げること
が最も重要なことのように思える。
だけど、ムダって
そんなに悪いものかなのかなぁ
と疑問に思う。
確かにビジネスにおいては、
利益を最大化することが目的だから
ムダを省いて効率化する事は
有効な手段かもしれない。
けれど、人生において
ムダや回り道を避けて、
効率化ばかり求めていたら
本当に味気ないと思う。
大体、今の自分がムダと思っていることが
本当にムダなのか、
後になってみないとわからない。
それに他人から見たら回り道に見えても、
本人にとってはこれ以上にない
素晴らしい体験だったりする。
少なくとも私の場合はそうだった。
浪人時代に、燃えるような恋をした。
あんなに真剣に人を好きになったのは
初めてだった。
でもそのおかげで勉強だけに集中できず、
大学は不合格になったし、
その恋は破局した。
客観的に見れば、
何のために浪人までしたのかわからないし、
恋愛もうまくいかず
全くのムダな一年に思える。
でも、何十年も経ってから振り返ったとき、
あんなにも輝いていた一年はないのだ。
浪人する時は、親族の中にも
反対する人がいた。
年功序列が当たり前と考えられていたから
定年前1年間の年収と退職金が減るから
浪人はムダと言われた。
でも浪人をしないで
勤続年数が増えたことによる年収分が
1000万円以上だとしても、
私は浪人して良かったな、と思う。
人生を振り返るとき、
人は何をしたか、
ではなく
誰と過ごしたか、
何を感じたか
で振り返る、
と何かの本で読んだことがある。
正にその通りだと思う。
何をしたかなんてすぐ忘れてしまう。
でも、何を感じたかは忘れない。
どれだけたくさん
魂を揺さぶられるれる経験をしたか。
それが人生の豊かさにつながると思うし、
自分の感情こそ大切にするべきだと思う。
だから人生にムダなんてないよ〜、
と子供たちに言いたかったのだけれどな。
ダメだとすぐにあきらめず、
本当に望む道にチャレンジして欲しい。
少しまわり道に見えても、
心惹かれる道を試して欲しい。
受験も結果が良ければそれはそれでよし。
あまり自分を追い詰めず
頑張ってほしいな、と思った。