2人並んで千秋楽かと思いきや、結びに波乱がありました。


大関琴桜関、小結大の里関が3敗で首位に並んで今日14日目を迎えました。最初に登場した大の里関は湘南乃海関を圧倒。ところが、結びの一番で琴桜関が阿炎関に不覚を取り、大の里関が単独トップで明日千秋楽を迎えることになりました。


大の里関は小結。幕下10枚目格付出でデビューしてから7場所目。師匠の元横綱稀勢の里はデビューから所要89場所でのスロー初優勝でしたが、大の里関が初優勝を果たせば、史上最速優勝となります。


十両は若隆景関が阿武剋関を下し1敗で単独トップ。阿武剋関は2敗目となり、遠藤関の新十両14勝の記録が守られました。その遠藤関も勝って2敗を守り、十両優勝の可能性を残しました。


幕内も十両も、ここまでおもしろく興味深い価値の高い優勝争いは久しぶりです。


それでは14日目の解説コーナー▶︎▶︎▶︎


十両の遠藤は志摩ノ海を圧倒し優勝争いに残る12勝目。


●高安-大栄翔○

高安が左を差す立ち合いを見せますが、大栄翔許さず。突き合いから高安が引いてしまい、そこを出た大栄翔の勝利。高安は負け越し。


●湘南乃海-大の里○

立ち合い右を差し勝った大の里がそのまま出て圧倒。トップ譲らず。


○阿炎-琴桜●

立ち合いは琴桜が当たり勝ちそのまま出るも、土俵際阿炎が交わし、体を入れ替え押し出し。琴桜は初優勝へ痛い敗戦。


夏場所も明日が千秋楽。大の里関の史上最速優勝なるか。幕内も十両も優勝争いから目が離せません。