今日から始まる令和6年夏場所を展望しましょう。


一人横綱の照ノ富士関は出場します。一人横綱在位場所も歴代2位の17場所目となります。満身創痍の土俵が続いていますが、後輩横綱がなかなか誕生しません。現在の4大関の誰が抜け出すでしょうか。照ノ富士関は出場するからには優勝し、番付の重みを示してほしいと思います。


私は大関の中では貴景勝関に期待します。カド番の先場所は勝ち越しを決めた一番で負傷し、休場となってしまいました。4大関の中では一番のベテランですので、大関を抜け出して横綱に昇進してほしいと思います。横綱にさえなれれば何も望まない、というのはファンも同じです。まずは怪我をせず、勝ち越しを目指してほしいです。


モンゴル2大関も責任重大です。幕内最高優勝の価値が下がり続ける今、この2大関の活躍は鍵を握ります。第二次モンゴル時代となりつつありますので、2大関が優勝争いを引っ張って行かなくてはなりません。


大関2場所目の琴桜関にも期待です。今場所は琴ノ若から祖父の元琴桜の四股名を継ぎました。2場所目のジンクスと言われる今場所は勝負の場所です。


遠藤関は8年ぶりの十両の土俵。十両優勝から一場所での幕内復帰を期待しています。


見どころ満載の夏場所。なんとか幕内最高優勝の価値を取り戻せる場所になってほしいと、心から願います。