幕内屈指の技巧派力士の真骨頂が、この大一番で出ました。
１敗で単独トップに立っている照ノ富士関と対戦した遠藤関は、素晴らしい相撲で照ノ富士関を２敗に引きずり下ろしました。今日私は仕事だったのですが、この大一番は見逃せないと思い、車に行ってワンセグで見守りました(笑)
土俵際の投げの打ち合いで一度は照ノ富士関に軍配が上がりましたが、物言いの結果、行司軍配差し違いで遠藤関の勝ちとなりました。私は遠藤関が今の幕内で一番技能が高いと思います。そして誰に笑われようが、遠藤関は横綱になると言い続けています。星一差で明日千秋楽です。自力優勝はありませんが、流れは遠藤関に来ていると思います。明日千秋楽が楽しみです。
そして千秋楽に単独トップの照ノ富士関と対戦するのが、同じ大関の貴景勝関です。貴景勝関も星一差で千秋楽を迎えますが、こちらには自力優勝の可能性があります。照ノ富士関を倒して、優勝決定戦に持ち込むことを期待しています。
それでは今日14日目の解説コーナーです。
○高安－豊昇龍●
高安が右おっつけから前に出て、体を左に開き叩き込み。高安は三役で２場所連続二桁勝利で、来場所は大関復帰を懸けることになります。
○遠藤－照ノ富士●
立ち合い遠藤が差し勝ち両差しとなります。照ノ富士は抱え込み小手投げに行きますが、土俵際遠藤が外掛けに行きながら下手投げを打ち返し、投げの打ち合いに。軍配は照ノ富士に上がるも、差し違いで遠藤の勝ち。照ノ富士が勝てば優勝でしたが、遠藤が自力で引きずり下ろしました。
●正代－貴景勝○
貴景勝は当たってすぐに左から突き落とすと、正代は前に落ちました。貴景勝は３敗を守り、明日２敗の照ノ富士と直接対決です。
そして14日目ということで優勝予想と三賞予想をしたいところですが、優勝争いが混とんとしているので、三賞予想のみしたいと思います。優勝は遠藤関の初優勝を期待しています。
殊勲賞 遠藤
敢闘賞 高安（勝てば）
技能賞 遠藤
遠藤関は今日の勝利で、殊勲賞・技能賞のダブル受賞になると予想します。
今場所の千秋楽はかつてない盛り上がりになると思います。個人的にもこんなに楽しみな千秋楽は久しぶりです。遠藤の初優勝なるか、それとも貴景勝の逆転優勝か。照ノ富士が本割で決めるのか。今からドキドキです。