4度目の優勝で初の全勝優勝の可能性も出てきました。

 

大関照ノ富士が自身2度目の初日からの10連勝とし、単独トップを守っています。星2差で追うのが大関貴景勝と遠藤という私の贔屓力士の2人です。照ノ富士関は相撲に非常に安定感があり、このまま全勝優勝かという勢いです。高安関が連勝を止めると期待していましたが、昨日の対決では敗れてしまいました。2敗で同じ大関の貴景勝関にも意地があると思います。直接対決はおそらく14日目が予想されます。そこまで星を落とさず、照ノ富士関を引きずり降ろしてほしいと思います。遠藤関も好調なので、照ノ富士関との大関戦が組まれる可能性もあります。

 

それでは10日目の解説コーナーです。

 

●琴ノ若-遠藤○

遠藤は琴ノ若のもろ手突きを跳ね上げ、突っ張りで前に出て完勝。自己2番目の早さ、10日目での勝ち越し!

 

照ノ富士は10連勝で単独トップを守ります。

 

●正代-高安○

立ち合いから右四つに組み合います。正代の巻き替えに乗じ、高安が前に出て寄り切り。高安は勝ち越しまであと1番の7勝目。カド番の正代は5勝5敗と厳しくなりました。

 

●阿武咲-貴景勝○

貴景勝は立ち合いから当たり勝ち、阿武咲の引きに乗じて押し出し完勝。2敗を守り、星2差で終盤戦に向かいます。

 

10日目を終えて全勝が照ノ富士関、2敗が貴景勝関、遠藤関という状況になりました。大関として貴景勝関が追っているのはもちろんですが、ここに遠藤関の名前があることが非常に嬉しいです。遠藤関は私が稀勢の里関の次に好きになった力士です。新入幕から応援しており、怪我に苦しみましたが今場所は絶好調です。このままいけば三賞候補の筆頭になってくることは確実です。4度目の技能賞、あわよくば初優勝の期待が膨らんできました。