全面的に支持します。

 

本日「大相撲の継承発展を考える有識者会議」が、東京両国国技館で最終会合を開き、著しい功績を残した横綱が現役時のしこ名のまま親方を名乗る「一代年寄」の特例について再考するよう日本相撲協会に進言しました。

 

一代年寄は優勝20回以上が目安とされており、過去には大鵬、北の湖、貴乃花の三例しかありません。この3人の親方は、現役時代の品格力量が抜群で、昭和・平成の大横綱と呼ばれていました。存命者は貴乃花親方のみとなってしまいましたが、現時点でこの3人の横綱に並ぶ力士はいません。白鵬は優勝44回と力量は抜群ですが(それでもガチンコならここまで優勝できていませんが)、品格が全くありません。私は白鵬の一代年寄襲名には大反対です。今回の有識者会議で、一代年寄は廃止となる方向になりましたが、私もこれを支持します。これから優勝20回を超えるような横綱は出てこないと思われます。もし出てきたら、その時に改めて議論すればよいと思います。

 

外国人力士も増えてきて、大相撲の伝統文化が危機にさらされています。有識者たちも、外国人力士の「入日本化」を提言しましたが、さらなる教育が喫緊の課題です。「郷に入っては郷に従え」という言葉もあります。日本のこころを大切にできない力士を親方にすることは、国技大相撲をなくしてしまうことになります。