友人との外出先でこのニュースを見て驚きました。

 

第71代横綱・鶴竜が本日引退し、年寄鶴竜を襲名することがわかりました。昨年末に横綱審議委員会から「注意」の決議を受け、再起を目指していましたが叶いませんでした。私は鶴竜は横綱としての成績を残せていないので引退すべきと言っていましたが、いざ本当に引退となると寂しい気がします。きっと本当は現役を続けたかったでしょうが、横綱の名を汚さないためには引退しかないと決意したのだと思います。

 

鶴竜はモンゴルから日本に来て入門し、平成26年春場所で初優勝し横綱に昇進しました。晩年は良い成績は残せませんでしたが、優勝6回、殊勲賞2回、技能賞7回を受賞する技巧派の名横綱でした。品格抜群で、日本人以上に日本人らしいと言われていました。鶴竜親方として技巧派の素晴らしい力士を育ててくれることを期待したいと思います。そして名門、井筒部屋を再興してほしいと思います。

 

本日11日目の解説コーナーです。

 

○正代-高安●

高安は正代に両差しを許し、左を巻き替えるところを突き落とされ2敗目。終盤になって優勝争いを意識してしまったのでしょうか。

 

○貴景勝-霧馬山●

貴景勝は頭で当たり、霧馬山の引きに乗じて突き出し。連敗はせず、カド番脱出まであと1勝です。

 

高安関が後続と2差でトップでしたが、今日敗れ1差に縮まりました。それでもまだ単独トップは変わりません。今日の負けを引きずらず、優勝を意識せずに終盤戦に臨んでほしいと思います。

 

最後に、鶴竜関現役生活大変お疲れさまでした。