一年。 | Future Flapper

一年。

皆さん、どうも。
Future Flapperのまさです。

ライブの時しかこちらのBlogは更新してないのですが、今日は特別な日と言う事もあってちょっとこちらも書いてみようかと。

先程、24時を回りました。
今日は3月11日。
忘れることのできない、大震災の日から1年がたちました。

あの日の今頃、明日も仕事だ、行きたくないなぁ、なんて弱音を吐いてた僕がいます。
眠いなぁ、なんて目をこすりながら作業していた時間だと思います。

まさかそれから半日で、あんな大惨事になるなんて予想など誰がしていたでしょうか。

僕は電車に乗っていました。
高架の上にある駅で、ちょうどホームに入った頃だったのですが、物凄く横ゆれして電車がホームにすれてギーギー!と悲鳴を上げているのがわかりました。
高架上と言う事もあり、電車がいつ落ちてしまうのか、と恐怖感を持った事も覚えています。
外を見ると、案内表示板が物凄い勢いで揺れ、ふたが外れ今にも落ちそうな状況でした。
たまたま駅の外にケーブルテレビ局があり、テレビで地震の事を見て、しばらくして津波の情報も見て。
家に帰る為に電車は動かず、何時間もかけて歩いたり、バスに乗ったり。

昨日の事のように思い出します。

それから、連日連夜流れる言葉にできない映像。
知り合いから入ってくる、安否の情報。

都内にいた僕が、たいして被害の無い僕が冷静でいる事が難しいほどの状態でした。

もちろん、その時期の音楽の仕事なんてすべてキャンセルだったり、延期だったり。
何もできない自分に、心の底から憤りを感じました。

1~2カ月して、少しづつ被災地以外が冷静さを取り戻した時には自分の無力さを痛感している自分がいました。
人を感動させる音楽が、笑顔にする音楽が、なんて大義名分を言い放ってたわりに、その音楽がなんの力も発揮できないのでは、正直僕の存在意義すら無くなってしまう気がしてしまいました。

悩みました。
苦しみました。

このままでいいのか。

このままかわらないのか。

そんな時に、支えてくれたのが音楽仲間たちでした。

例えばライブハウスのお世話になってる人たち。
私たちも、何か出来る事があるなら一緒にやりたい。
そう言ってくれました。

例えばアーティスト。
今こんな時だから出来るステージもあるはずだから。
そう言ってくれました。

例えばミュージシャン。
この演奏が少しでも役立つなら、ステージに立とう。
そう言ってくれました。

そんな皆の協力を得て、Future Flapperは再び、その名の通り未来に羽ばたく事が出来ました。
昨年に2回、震災孤児への支援と言う事でイベントをやらせてもらいました。

素晴らしきスタッフ、素晴らしくミュージシャン、素晴らしきアーティスト。
そして、素晴らしき会場に集まってくれた皆。
そんな皆の思いで、毎回素晴らしいライブが出来たと思っています。

あれから一年。

テレビでは未だにほとんど変化のない被災地が映し出されているような気がします。

僕たちにできる事なんて、まだまだ限られていると思います。
でも、出来る事がだいぶ一年前よりも明確になりました。

これからも、僕たちFuture Flapperの仲間達が出来る事を力の限りやって行きたいと思っています。

それには、これからも皆さんの応援が必要不可欠です。
一人でも多くの人の笑顔が、明日の日本を元気にすると思っています。

1人が出来る事が、1あるならば。
100人集まれば100になる、僕はそう思っています。

この人、なんか違うな、そう思ってたって、それはその人にしかできない事かもしれません。
自分とは違う事が、自分には必要なくったって、もしかするとそれを心から必要にしてる人がいるかもしれない。
誰かが正しい、誰かがおかしいと批判したりするのではなく、皆が皆、自分の思いで行動して良いと僕は思っています。

正解はない、そう思っています。

自分を信じて、自分なんてと思わないで、人は人、自分は自分です。
出来る事だけでいい。
生きててくれるだけでいい。
笑顔になってくれるだけでいい。

そんな当たり前の毎日でいい。



あれから1年。
今日も、皆、どうか笑顔で生きてください。

最後になりましたが。
震災でお亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げますと共に、被災地の皆様、被害にあわれた皆様が一日も早く復興なさる事を心より祈っています。


Future Flapper代表
まさ