叱ったり罰を与えたりしなくても、しつけは可能。

しつけの本質は「社会規範の獲得」


★マルトリートメントという新たな視点。


生存者バイアスに気づく。


「叱る」は抑止力として予防的に用いることが基本。つまり実際には叱らずに予告だけをする。


「叱る人」に求められるのは、その「あるべき姿」が本当に適切で妥当なものなのかを自省すること。


★「前さばき」そもそも問題が起きる前に。


「叱る」という行為は、たいてい「叱る人」の予測や期待が外れた時に起きる。

→事が起こる前の対応に意識や考えが向いていない。

つまり、よくない未来を正確に予測できたら「叱る」は確実に減る。

→予告する癖をつける。

ついつい叱ってしまう相手に、「何をしてはいけないのか」「どういうことを避けて欲しいのか」など、叱られないためのポイントを事前に具体的に伝える。

→「叱られる人」の立場で言うと、してはダメだと聞かされていないのに突然叱られることがなくなるようにする、ということ。


★★この本を読んでから前さばきを意識するようになった。

子供に注意したくなった時に、確かにこれは事前に言っていなかったな、気づけるようになった。

予測力を鍛えていくしかない。