釣りの楽しさって何だろう ?
道具のコレクションから始まって晩酌のお刺身まで、本当にひとそれぞれ
特にフライフィッシングの楽しさって言うのは裾野が広い
みんな自分の好きなシチェーションを想像しながら胸を膨らます
そんな高知でのフライフィッシング事情
海へ山へとフィールドは沢山ある、しかし何か物足らない事があった
昔、パラリパラリとフライフィッシャーを捲るとどーんと横たわる尺山女
『 何とかあんなさかなを釣りたいなぁ~ 』 と手を拱いていた
やっぱり渓流で友達とアホを言いながらドライオンリーで釣り上がり
たまにはド~ンといい魚に出逢う、それが本当に楽しい !
限られた場所や特殊な釣りをすれば高知でも尺あめごを釣る可能性はある
拘りのライトロッドを振りながら昼間ドライフライでの魚との出会い
今、想像するだけでも今すぐ走りたくなる
しかしこれが近場で大きな魚となると相当難しい
以前つり人社の知り合いに電話でポイントを聞き大きなヤマメを釣りたくて
桂川で 2~3 度ロッドを振った事がある
ゴミの多さとシチェーションを除けば大きな魚はそこそこは確認出来た
でも自然の中で何とか放流魚で無い魚と出会いたい・・・。
6月と9月に東北に遠征すれば楽しい友達とワイワイ言いながら酒を呑み
熊の少ない国道沿いのポイントでの尺山女、嘘のようだが紛れも無い事実
私自身も三年連続で尺山女を釣った、体が治ったらまた行きたいなぁ~
と思っていた矢先 masa さんがこんな UP を
話には聞いてはいたがあまり興味は無かった
『 所詮放流魚なんだから ・・・。 』 とか
『 やっぱり渓流を歩きながら・・・。』 と自分の中での言い訳作り
簡単に説明するとここんとこ禁漁になるとフライフィッシャーで取り上げて頂ける
高知の仁淀川での冬季釣り場、エリアは支流なのだがそのあめごが本流に落ち
泳ぎ回ってるらしい ?
『 ほんまにあんな本流であめごが釣れるの ? 』
『 しかもドライで ? えっ、カディスの 10 番 ? 』
masa さんから聞くと3月1日の解禁からかなりの釣り人が通ってるらしい
餌釣りの方、ルアーの方、そしてフライマン
そりゃあ~もう入れ替わり立ち代りで大賑わい !
GW には釣り人で溢れていたらしい !
広いところで川幅 100m 以上 エンジン付きの鮎船やカヌーが行き交うド本流
しかも高知市内から 30 分、ポイントは多く二桁国道沿いの下でもいるらしい
『 まぁ~、鮎があくまでの楽しみだから一匹くらい釣っておこう・・・。 』
とやっと重い腰を持ち上げた・・・。
で、現場はこんな感じ

イブニングは嫌なのでちょっと早起きして教えてもらったポイントへ入った
見渡すとだだっ広い普通の川原、視界に入るポイントはただひとつの瀬だけ
masa さんから 『 ライズは殆ど無いし超スレてるから手強いで 』と聞いていた
そこはお決まりのストーキングの忍び足
ロッドは 864、フライは 8 番のヒゲナガ、
そしてこれまたお決まりの 30ft のロングリーダー
『 ホンマにこんな場所で釣れるんかいや ! 』 と masa を疑った !
釣り方は夕べの夢に出て来た荒雄川の 『 目の前 PICKUP 作戦 』
要するに一発で喰わせずにポイントの目の前で 2~3 度見せておいてから
更に上流から流し込みさかなにフライを探させる作戦
当然の事ながら早い瀬なので高速リトリーブとピストンメンディングは外せない
すると二流し目で思ってたここってポイントで出た !
『 ピシャ ! 』 えぇ~、たったそれだけ ?
バシッっと一発で咥え込むと思ってただけにかなりショック !
思ってた以上にスレている、まぁ~当然の事だけどこれが面白い !
何が悪いのか気配を殺し腰を屈めよ~く考える
当然の事ヒゲナガは全く飛んで無いしライズも皆無
そんな時こんな広い川でそお~とナチュラルドリフトさせても疑われる事間違い無い
活性を高める為にフライをフラッタリングさせてそこらじゅう掻き回すのも手だが
それは一匹釣ってからとダイビングさせる事にした
本物のヒゲナガを見ていると水面に着くか着かないかでチョンチョンとダイビング
している、ライズに狂っている魚を喰わすのは訳無いが平常心のさかなのスイッチを
入れるのは難しい シイラにしてもシーバスにしてもただキャストして釣れるよりも
自分でスイッチを入れ嵌った時ほど嬉しい事は無い
そしてナチュラルドリフトの合間を見てのダイビング
メーター間隔から少しずつ詰めていき流しきってピックアップ寸前での連続ダイビング
多分さかなはフライに付いて泳ぎ喰うチャンスを伺っている筈
そして全くさかなの気配が感じられない川から答えが出た !
『 ブシュ ! 』 ヒットだ !
それは吸い込むと言うよりもホンマに喰って来たぞって感じ
その時の感覚は殆どシイラゲームと同じだ !
立ち込みはガンガンの瀬だからヒットした瞬間からのその走りは最高 !
その魚は迷わず流芯に突き進む、 『 あ~、やばそう・・・。 』
スピードは想像通りだったが結構重かった
それでもまだ顔をみていないので少々強引に引き寄せた
ティペットは 6x だから全く問題無いがかけ合わせだったのでちょっと
外れるのが心配
『 結構強いなぁ~ 』 と思いながらニヤニヤしてる自分が想像出来た
そして今回は私に分があった

この時の印象 『 えぇ~、ホンマにこんなとこにおるがや ! 』
ひと月半かかってやっと先週釣った30,5cmの四万十あめご
自分なりに何とか昼間ドライで頑張って出した答え
そしてこの全く体型の違う仁淀モンスター、早速計ると 31cm

なんか心の中でモヤモヤがあるがチャンスタイムは短いので早々にリリース
そして次も流しきってダイビングさせて更に流してフルラインでダイビングさせた
『 ドン、ギュイ~ン 』 いきなり持っていかれた !

『 何その腹 ? 』 って家内に常々言われるセリフ
そのままこのあめご同じセリフを言ってやった !

そして計ると 34cm 、『 う~ん マンダム ! 』 ←相当古い・・・。
ドライで釣れると聞いていたがライズが皆無の中でのこのヒット
疑心安儀だったがかなりこの事は衝撃 !
荒雄川で初めて年越しの 70 をドライで釣った時以来の驚きだった

サツキマスでは無く仁淀川本流での川あめご
去年はお手伝い出来なかったが毎年の仁淀川冬季釣り場
その時に放流されたあめごは 20cm ちょっとのヒョロヒョロあめご
半年でここまで大きくなるんだ・・・。
( 噂では餌釣りで 38cmが出たらしい )
この流域には同サイズの食性が違うサツキマスが住んでいる
最近良く見かけるダブルハンドのフライフィッシャー
果たしてどちらを狙っているのだろう ?
何かこの時点で二匹釣ってお腹一杯になった、この間釣りを始めて1時間
『 う~ん、今日もいい天気だ ! 』 と雲ひとつ無い空を見上げた
『 チョー気持ちいい ! 』
すると何気なくヒゲナガが飛んでいる、ちょっと色が薄めの 六番 位のヒゲナガ
フライのチョイスは間違っていなかったようだ

『 よ~し これからライズが始まるのか ? 』 と再び気配を殺す
しかしそのハッチも超単発、いつまでたってもライズは起きず釣り再開
でもってその後何の変化もアタックも無くこのポイント終了
そして masa さんに結果報告
すると夜中に通ってるフライフィッシャーやルアーマンがいるらしい ?
夜 10 時とか ?
まぁ~、私には関係無い話だしやっぱり夜は野球見て酒呑まんといかんし・・・。
その後教えて貰ったポイントを回るも何の気配も無いし腰痛いし 本日終了

初めての仁淀モンスターとの出会い
色んな方が狙いに来たらしい ゴブリンさんや神戸の歌さんも来たと聞いた
ただの大きいだけのあめごと思っていたがかなり勘違いしていた
去年病気して放流のお手伝いが出来なかったからみんなに本当にご苦労様
そしてありがとう
地道ながらも確実に良くなって来ている高知のフライ事情
私を含め賛否両論、色んな意見があると思う
でも 『 楽しい釣りをしたい ! 』 ってみんなの意見は一緒だと思う
みんな好き嫌いがあるかも知れないがここのこの感覚だけは一度は経験して
貰いたいと思った・・・。
『 仁淀川 高知県 喰わず嫌いだった仁淀モンスター・・・。 』
今月一杯楽しめると思います・・・。
( ここでの魚釣りは仁淀川漁協の魚券が必要になります )