私はこの日何を求めて車を走らせたのだろう?
さっきまで国分川を彷徨っていたのに・・・。
しかし流石に眠い、この2日間朝までロッドを振って今度はあめご
もういい加減で止めりゃあいいのに・・・。

途中で何度か土砂降りに逢い何度引き帰そうかと思ったことか・・・。
一気に4時間走り目的の渓へ
ここは以前にDrSさんに連れて来てもらった川
人知れずひっそりと流れるこの川は片手ぐらいしか通ってないDrSさんとっておきの流れ

正直、大きい魚ばかり狙っている方々見れば少々から退屈な川かも知れない?

以前にDrSさんにここのあめごの写真を見せられて正直驚いた!!

私も色んな川であめごを釣ってきたがここのあめごは特別だ!!
サイズは川の規模からしてそうそう大きい魚は望めないが均整のとれたそれは美しいあめご

今回のお盆の締めくくりとしてこの流れに全てを架けてみることにした。
一気に林道から下り最近誰も通ってないであろうイバラを駆け抜け転がり堕ちるように
川原に下りてみた、しかし体が動かない
しばし前回のポイントと傾向を思い出し慎重に釣り上がる
しかし思ったとおり全く気配が無い
『こんな筈じゃあ・・・。』
この川は一度降りると4~5時間上がれないから後には引けないのだ
しかし雨は強くなるし谷は暗いし増水で胸までの遡行を余儀なくさせられる
『あぁ~、何てバカな男だ。』
何故か悲劇のヒロインのつもりで釣り上がるも全くの気配無し・・・。

『このまま終わってしまうのか?』と途方に暮れながら暗い谷を彷徨った
約半分の流れを叩いて『やっぱここしかないでしょう!!』って言うポイントに差し掛かった

何故かその時カディスの12番を結びティペットを6xに換えていた
『出ろ!、頼む・・・。』
もう何も言う事は無かった・・・。
正直、この3日何かが欲しくてロッドを振り続けた
いつもの通り答えは見出せなかったが
『これでいい、これでいい』と自分に言い聞かせた。
帰路に着き中村で今日初めての食事、お神酒も頂きしばし爆睡・・・。
ふと目が覚めるとさっき電話でDrSさんに何度も『ありがとう』を連呼していた自分が
『今度はいつ?』って催促してるようでカレンダーをじっと見つめていた・・・。