




一度は歩いてみたいと思ってた。
しかし早朝からの大風、でも熊本方面から吹いていたので何とかなると思った。
タイムリミットは12時まで、1時にはここを発たないと明日の仕事に・・・。
早朝からライズが無い事は解っていたが本命ポイントから入ってみた。
見た事も無い溶岩が固まったような石が点在する初めての川
川底は砂の様な泥の様な何とも言えない感触で驚いた。
しかし風が強い!
最初は全くキャスト出来ずにお手上げ状態
少し凪いで来たのでシステムをセットした。
ここはいくらシステムが長くてもトラブルが少ない、殆どストレートだしウェーディングすれば
障害物は見当たらない。
そこでいつものバリバスからティムコのLDL6x15ftにチェンジ
ティペットは7xを5ft、8xを6ftを継ぎ足しCDCダンの18番をセット
ロッドは最近お気に入りの7,9ftだが風が手伝ってくれて何とかターンする。
欲を言えばCDCダンのウイングを半分くらいにし空気抵抗を少なくしたいのだが見えない
これが限界か?
ここは全国区の川だしffのプレッシャーも相当高そうだから少しでも離れて釣りがしたかった。
ワンキャスト、いきなりのヒット!
結構引くが昨日と同じ放流魚
「またか・・・」
しかし今日は流芯のど真中を流すと決めていたからそうそうは諦めない。
しかし最初の流れでは放流魚が5匹ほど・・・。
「ん~居ないのかなぁ?」
何てぼやきながら釣りあがる
しかしこのシステムは結構しんどい、流芯を流す為にはトリックキャストで着水と同時に
メンディング及び高速リトリーブ、3番では限界か・・・。
ふと昨日mochiさんの言ってた言葉が頭を過ぎった。
「ここは居るところと居ないところがはっきりしています」
何故なんだろう?
身を隠す場所が少ないから?
鳥におびえているのか?
そんな事を考えながら放流魚を嫌ってフライを16番に変更し次のポイントへ。
右からの小さな支流と交わる絶好のポイント、川に入る前からチェックしておいた。
が、人がいた。
その人は何やら川に投げ込んでいる、「ん、何だろ?」
答えは直ぐに解った、寄せダンゴだ。
その人は深みにそれを2、3個投げ込み徐に渓流竿を取り出した。
「えぇ~?」
で見る見るうちに10匹程の山女を釣り上げた。
ここは漁協が無い、もともと山女が居ない川なのだから再生もしないと聞いていた。
だから地元の有志の方々による自主放流のみに頼ってる筈だ。
しかも寄せダンゴまで使い一網打尽に山女を釣っている
ここでやっとmochiさんの
「ここは居るところと居ないところがはっきりしています」が飲み込めた。
CRなら文句のひつとでも言ってやりたいが漁業権が無い川なので何にも言えない。
しかも平日の早朝からかなりの数を抜いている様子だ、しかも釣りが上手い!
竿を45度に下流に傾け軽めの段打ちシズで刺し餌を先行させ付け餌をローテーションしながら次々に
釣っていく、おまけに生かし魚籠を立てる専用の杭まで用意しているから堪らない!!
これならいくら地元の有志の方々が放流したっておっつかない!困った事実だ!
対岸に座り込み無言の圧力をかけたら30分程で去っていった、殆ど放流魚だったがざっと30匹
哀しくなってしまう・・・。
この近辺は諦めた、大体餌の方は上流から降りてくるので見込みが無いと判断した。
そこで有名な祗園橋まで戻り下流に500m程歩いた場所から仕切り直した。
すると放流魚が2、3匹ライズしていた。
またか・・・。
と思いつつもど真中へ、すると放流魚がアタックする寸前で突風が吹いた!
フライが舞い上がりかけた瞬間25㎝程の山女が上流から下流向けて「ガバッ!」
ヒットはしなかったがピンと閃いた!
放流魚は比較的捕食しやすい場所に定位しているのでキャストしてフライを見せるだけでピックアップ
を2、3回繰り返した、するとキョロキョロとエサを探し回っている。
そこで少し離れた場所にキャストし放流魚の目線を変えてみた。
そして少し上流(ホンの少し)の本命ポイントにフライを置くと
「ガバッ!」、「ガバッ!」と面白いように24、5㎝が釣れだした!
少し時間を置かなければならなかったのだが放流魚の目線を変えて本命を誘い出す作戦で同サイズを
立て続けに10匹程釣った、本命魚も相当イライラするのだろう?
最後にはフライの落ちる速度をフワッとかなり遅くしたら水面から顔をむき出しフライを喰って来た!
何とも興奮するシーンだ!
忙しいキャスティングになるのだが結構楽しい思いをした。
しかしこのやり方は放流魚をかけてはいけない、かけると本命魚がびびり極端に出が悪くなってしまう。
以前、新潟で群れたチビ岩魚の間からサイトで尺岩魚を釣った時の事を思い出した。
増水でほんの少し濁り気味だったのだが目を皿のようにしてサイトし続けた。
この間ざっと2時間、本当は遠隔操作でmochiさんが大分からスイッチを入れてくれた事は
解っていたのだがこの白川の魚影の濃さに度肝を抜かれた・・・。
そう、ここは魚はいくらでもいる。
これは全て地元の有志の方々の努力の結果だ!
来年からは何がしのお手伝いはさせて頂きたいと思う。
今、この川を大切にしなければならないと本気で思う。
素晴らしい夢を見させてくれた白川
驚きと興奮の連続であっと言う間の2時間だったが
1年分の楽しさをプレゼントしてくれた・・・。
暑くなると山女が居なくなると聞いているが私は知らん顔してロッドを振っているかも知れない。
また来よう、素晴らしき白川。
それはきっと盛夏かも知れない・・・。
specialthanks http://blogs.yahoo.co.jp/kffc_mochi2001