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写真は盛期の稗貫川(岳川)です。


そこで「作り手の見えるロッドメーカー」を訪ねてみた。

何とも素晴らしい場所にその工房は存在していた、北上川の東側早池峰山麓にあり大自然の真っ只中

周囲には岩魚や山女が湧き出る素晴らしい川が沢山ある、しかも私の大好きな稗貫川も車で30分

のところだ。

この素晴らしい環境で大好きなFFに携わって生活が出来たなら・・・。と考えてしまう。


カムパネラのHPでオーナーのコメントを読ませて頂いたのだが最初のご苦労は計り知れないだろうと思

った。

本当にここが好きで骨を埋める気が無いとここまで出来ない、またビルダーの石川さんも関東からやって

来てここで嫁さんをもらったらしい。

素晴らしいことだ!

もっとここの魅力を探りたい気がしてならない、ただ大きな魚が沢山釣れて川が綺麗で自然がいっぱいの

場所ではなさそうな気がする・・・。


早速、石川さんが応対をして下さりビルダーならではのお話を伺う事が出来た。

私も20本位はメイキングをした経験があるがそこはプロ、全く次元が違う!

餅は餅屋にお願いしてありったけの自分の我侭をぶつけてみた。

すると私の好みをさり気無く察知して下さりトントンと話が進む。

何本かのロッドにラインを通し振らせて頂いた中で、

「ん!これは・・・。」

と思うロッドが一本だけあった、

釣具店さんには誠に申し訳ないが店売りの店頭では決して味わえないラインを通して伝わってくるループ

の醍醐味!堪えられない。

フライロッドはラインを通して振らないとそのロッドの良いところが絶対に伝わって来ないと私は信じて

いる、ブランクの素材やカーボンのton数とかカタログでいくら数字を並べられても

「だからどうなの?」と思ってしまう。

本当にいい素材を使って丁寧に仕上げてもその作り手にしか解らない「良さ」では我々に伝わってこない

と思うのだが・・・。


大手メーカーは

趣味のものだから・・・、

万人受けしないと採算が・・・、

ラッピングはコストが安い海外で・・・、

カタログには有名人を起用して・・・。

とまぁ少々辛口だがこんな具合ではないかと想像が付いてしまう。

せめてどんな人がつくっているかだけは知っておきたいと私は思う。


何本か見せて頂いて

「ん!これは・・・。」と思うロッドが一本だけあった。

ラインを変えリールを変えしばらくしつこく振ってみた。

10~15yd位が気持ち良く釣れそうなロッド、リーダーキャンティングでも20ftのシステムでも

ロッドとの一体感が楽しめ25cm程の魚でも悲鳴を上げそうなくらい良く曲がるしなやかなロッド。

振り続けるうちにほんの少しだがラインの向うに岳川の渓相が見えた様な気がした。

そこでお気に入りの58gのリールを手渡しこのリール専用のコルクシートをお願いした。



私にとって7ft3番は一番使用頻度の高いロッドだ、5~6本持っているがお気に入りはティプが折れ

たままになって修理すら出していない。

同じブランクでメイキングをしなおそうととある釣具店さんを訪ね同じブランクを出してもらったのだが

ティップがほんの少し曲がっていた。

曲がりを指摘し他のを見せて欲しいとお願いすると「その位ならあまり関係ないですよ」と来た。

気に入ったブランクだからこそ2本目を買おうとして遥々高知から○○まで来ているのに・・・。

仕方が無いそれが世間の現実なのかも知れない・・・。



先日、石川さんから電話が入った「出来ましたよ」

正直、見なくても仕上がりはわかっている。

私のお気に入りの一本になることは間違いない。


作り手の見えるロッドメーカー、次は荒雄スペシャルをお願いしてみよう。