イメージ 1

あの虹に逢えて一週間が過ぎた、この手に残るあの感動!

本当に出会えて良かったと心から思う。


しかしこれ程体調を崩すとは思ってもみなかった、体力はそこそこ回復したが目が治らなかった。

もともと近眼、老眼、乱視のこの目は荒雄川単独釣行には絶えられなかったらしい。

しばらくはあの虹の余韻を楽しむ事にしよう。


「五月雨を集めて早し最上川」とうろ覚えの松尾芭蕉の句を紐解きながら鶴岡から新庄に入り鳴子を掠め

て鬼首(オニコウベ)に着いた。

関西から全線高速で荒雄川に行くには新潟から右折れし福島、仙台を経てのコースもあるのだが私は新潟

西で降りて7号線を北上するコースをとっている夜間ならそんなに時間も変わらないし距離も50km程

近い、経済的にもお財布に優しいからいつもこの道を走っている。


鶴岡、新庄では土砂降りに遭い朝もやが立ち込める中日券を求めいつもの「キノコ屋」さんに到着した

この店のご主人は話し好きで捕まったら長いのだが早朝(6時頃)から店を開けてくれるので大体のFF

はここの駐車場に集合する、やはり群馬、川崎、宮城、秋田、福島ととっても熱いFF達が勢ぞろいして

いた。情報交換すると少し前の成魚放流のおかげで坊主は無いらしいのだがこの雨と急激な気温低下のせ

いでパッとしないらしい、まぁ何とかなるだろうと通称「トイレ前」に急いだ。

その頃にはすっかり「あの虹」の事は忘れていた、久しぶりのFFだったから心ウキウキでとにかく釣り

がしたいと思った。


今回は道具を3セット用意した。

まずは7.5ftの竹とバーミンガムタイプの重たいリールにDT4を巻いたオールマイティシステム

やっぱり荒雄川には竹が似合う!

先月現場でイブニングをご一緒させて頂いたハーディ万歳男こと埼玉の「takezaoclub」さん。

ライズの無いまま真っ暗になるまで楽しいお話を聞かせて頂いた。

帰宅後「荒雄川」で検索中に同日釣行した方を発見、ブログに御邪魔させて頂いたら

私の事をhttp://blogs.yahoo.co.jp/takezaoclub/37247030.htmlとUPまでして頂いていた。

何処から見てもイギリス人の「takezaoclub」さん、上から下まで全てハーディ!ハーディ!ハーディ!

英の古いFF誌に登場しているようないでたちで超カッコイイ!

道具と言えば恐ろしく高そうなビンテージバンブーとオールドリール、相当にシブイ!

多分パンツもタータンチェックの英製だと思う。

それ以来コメ頂けるようになり次回の再会が非常に楽しみなイギリス人の「takezaoclub」さんである。

その「takezaoclub」さんに敬意を表して今回は竹竿がメインなのだ!


虹のトルクフルな動きを柔軟な竹で受け止め尚且つ細いティペットでも耐えれるから比較的距離のいらな

い荒雄の虹には竹があってる様な気がする、しかしバランスをとる為のリールが途轍もなく重たい。

この道具は3年に一度使うか否かっていう道具だ。

リーダーはノーマルで4x9ftに5xを2ft、6xを7ft繋いだシステムだ。

久しぶりの竹なのでキャスティングに支障があるシステムは避け大型ドライからニンフ、エッグまで何で

もこいのシステムである。

ルースニングの時は5x2ftの部分にマーカーを付け極力ティペットには付けない、この方が当たりが鮮

明に出るし複雑な流れにフライだけを入れたい時も比較的馴染みやすいからだ

またメンディングの際もフライを思った筋をキープしやすいからいつもこうしている。


次は「トイレ前」の堰堤下15m付近左岸専用のタックル

正直、ここの虹はダウンオンリーでエッグを流せば一日で5.6匹は釣れるだろう しかしそんなの面白

くも何とも無い。

やはりドライかルースニングでアップ気味に釣りたい、欲を言えば15yd付近でヒットしたなら最高だ!

となれば自ずと立ち位置が限られてくる、「トイレ前」の堰堤下15m付近左岸にはそれ専用と言える立

ち石が存在しているのだ!極力ウェーディングを避けないとここでの釣りは成立しないからそれ以上は立

ち込めない、トイレ前に行かれた方はこの石を確認して欲しい。

しかし残念ながらここにはバックが無い、アップ気味にキャストしてクロスでシュートも良いのだが当然

ここは人気のポイントに付き沢山のFFが楽しんでいる。

ならばショートロッドでバックキャストを後ろに持ち上げて細かいメンディングでの釣り、ここはこれし

かないと思う。

従って腰のある6.6ft2番のグラスに3番のDT、6x9ftに7xを6ft、昔懐かしいトラッタマーカ

ーのABSリールを選択してみた。

このタックルで50overを2匹釣ったが流石に和製グラスはティペットが切れない、虹がどんな動きをし

てもちょっと遅れて確実について行く、「荒雄川 再び」の50overはこのタックルだ。

決して細いティペットで魚を苛めている訳でも無いし取り込み時間も掛からない、まして膝までウェーデ

ィングしているからハンドランディングで即リリース出来る、魚には殆んどダメージが残ら無い。


しかし残念な事に2匹目の虹にハンドルを折られてしまった。写真でもわかって頂けると思うが当然イン

スプールリール固定式のクリックは飾りだけでインスプールの為パーミングも出来ない、右手中指でライ

ンにテンションを掛けつつ寄せては来たもののやはり50overのジョットランは凄まじい!

ちょっと左手をハンドルに添えたら「パキッ!」丈夫な筈のABSが一瞬だった。


お次はここ定番の完全底狙いのタックルだ!

仙台のプロショップオノの店長は福島を除いた東北の川は隅から隅まで知り抜いている、ある川でちょっ

とこちらのポイントを説明したら

「あの橋の少し上に一枚岩があるからそこの右肩を狙ってみて、岩魚の穴があるからそこから25cmく

らいのオレンジがかった奴が出て来ますよ」って感じだ!

その店長曰く「荒雄は底取りが肝!いかに底を攻略するかで釣果が全く違ってきます。」との事。

しかも普通のタックルでは全くキャスティング出来そうにない直径2cmくらいの超大型エッグをシンク

ティップで底石の間を舐めるように流したら50UPは夢ではないですよ!とレクチャーされた。


しかしこのシステムは頭が痛い!たっぷりと水を含んだ○玉ほどのエッグは時たま私の後頭部を直撃する

のである、ましてここは吹き降しが多いから右岸では最悪だ!

これが二度三度続くと恐ろしくてキャスティング恐怖症になってしまう。

もっと練習しなくては・・・。

そこで4番8.3ftのフリーストーンにパーミングのし易いお気に入りの最新ラージアーバーリール、

ノーマルのWFに「ファーストシンキング」と「エクストラファーストシンキング」のブレイディトリー

ダーを用意した。

しかもティペットはグレ用のカーボンの1号、lbは不明だが相当強いしかもカーボンだから沈みが早く

流れに馴染み易い。

ショットは底に掛からない程度に段打ちしダウンクロス気味にキャスト、メンディングを繰り返しながら

フライ先行で底から15㎝程をキープしポイントまで流し込んでいく戦略だ!


朝はこれが当たった!大型のストーンフライやアトラクター気味のマラブー、大型エッグに紅色のサーモ

ンフライなどをローテーションしながら10時頃までに10匹程の虹と遊べた。

しかも極小のエッグとCDCダンで20cm弱、ピンシャンの再生した虹君も確認できた。

やはりここは確実に再生している、「北海道に続け!」と大切に見守っていきたい希少な川だ。