


街中を流れる川は沢山知っているがこんなに綺麗な川は初めてである。適度な瀬や落ち込みもありカディ
スでも流せば25cmくらいの山女が飛び出てきそうだ。こんな街で暮らしたいとつくづく思う。
笹谷を越えて澄川を目指したが北川の美しい渓相に魅せられちょっと離れたコンビニまで魚券を求めて走
った。少し減水気味のようだがその美しい流れは変わらない。
漁協の養殖場で管理人さんに挨拶すると「釣れないよ!、全部釣ってしまったから保障つきだよ」っと
念を押された。「なんで?」意味がよく解らず問いただすと何かイベントがあって全部釣り切ったらしい
「そんなことフライマンには関係ないさ!」と釣り開始、が、本当に釣れない。
ちび岩魚は何匹か釣ったが普通サイズはおろか山女も全くいないのである。前回尺岩魚を皮切りに泣尺山
女が沢山釣れたポイントだ。「本当に釣れないんだろうか?」と不安になった。おまけに重機のけたたま
しい騒音がして驚いた。何と渓流の中をユンボが走っているのだ、聞くと砂防が砂に埋まったから撤去
するとの事、川の為には良いことだがなにも今日しなくても・・・。
気を取り直し少し飛ばして前回尺岩魚が釣れたキャンプ場の少し上流に入った。すると女の子の黄色い声
が!?お次は何と絶好の開きのポイントで尺岩魚のかわりに女子高生が泳いでいるではないか?
どんなフライがいいかな?っとフライボックスを開ける訳にもいかず軽く会釈をすると「釣りですか?」
と来た、「見たらわかるやろ!そんなところで泳いだらポイントが台無しぢゃ!」っと心の中で叫び
「今日は暑いから気持ちいいでしょう!」なんて心にも無い挨拶をし涙を堪えて釣り上がるも魚影は無し
「そうだ、小屋の沢の分れから本流の中流部をやろう」と下流に下るもさっきのユンボのせいでまっ茶色
に染まっていた。「憑いてない」の一言しかない。
最後の手段でイブニングにと考えていた小屋の沢の大堰堤まで釣り上がるも大減水で魚はどこかに隠れて
姿を見せてくれない。「これまでか」
何と憑いてないんだろうか? 踏んだり蹴ったりとはこの事だ!
次回はきっと・・・。(前回も同じ事を考えていたのを思い出した)