はじめに
こんばんは。FMA64代ギター担当の大木新太です。
なんか64代ブログが全然更新されないので、私の方から皆さんにギターの良い音の作り方について基礎的なところからお話したいと思います。ギターだけではなく、ベースなどにも言えるような話もあったりするので、ベース担当の人にも興味を持ってもらえると幸いです。
ちなみに“お笑い要素”はないので、興味がない人は読まないで大丈夫です。あとあくまでも個人の意見なので参考程度にしてもらって構いません。
「良い音」とは
みなさんは「良い音」とはなんだと思いますか?
「良い音」というには人それぞれだと思っていて、正解は正直ありません。ですが、私にとって良い音というのは「楽曲に溶け込むような、でもしっかりと存在感を出せる音」だと思っています。
例えば、自分が「良い音」だと思ってライブで使った時に自分だけが目立ったり、逆に引っ込みすぎるのは「良い音」ではないです。
また、周波数の帯域を考慮せずにただアンプにギターを指して鳴らしてるだけというのもあまり良くは聴こえないかもしれません。(場合によります)
結構大まかにはなってしまいますが、「楽曲に溶け込むような、でもしっかりと存在感を出せる音」を狙って音作りをしていけば、ギター単体で弾いたとしても良い音になっていることがほとんどです。
音作りの根幹
結論から言いますと音作りにいちばん重要なのは
「アンプ」
です。
どストレートで言いますが、“アンプ直挿し”で良い音が出せないのは話になりません。
どんなにエフェクターで音をいじっても、最終的にギターの音が出るのはアンプなのでこれは必然です。このことを忘れてはいけません。
ではどのようにしたらアンプで良い音が作れるでしょうか?
答えは簡単で「使うアンプの特徴を知る」ことです。
「僕(私)は普段マーシャルしか使わないので、JC120は…」
とか
「やっぱりfenderがいちばんだから、マーシャルはいいや〜」
みたいなことを言ってないで勉強してください。
アンプの特徴を知ろう!
先述した通り、アンプの特徴を捉えることは良い音を作る上で大切です。今回はよく触るであろう、「マーシャル系」、「fender系」、「JC系」に着目してみようと思います。
マーシャル系
・トレブルが効いた音が特徴的
・ベース帯域が意外とスッキリしている
・クリーンからハイゲインまでこなすことができる
・シリーズによってはプレセンスでトレブル帯域よりさらに上の帯域をいじることができる
・シリーズによってはチャンネルをゲインチャンネルを複数持っており幅広い音作りができる
Fender系
・暖かいクリーンサウンドを出すことができる
・トレブルが聴きすぎず、全体的に暖かい印象
・ゲインを上げた時に真空管の増幅ピークに当たるようなムチムチな中低音が出る
・インピーダンス別の入力を持っていることが多い
JC系
・トランジスタ増幅回路特有のパリッとしたサウンドが特徴的
・圧倒的に歪まないアンプ
・歪まないため、エフェクターなどの純粋なキャラクターを活かすことができる
・ちゃんとイコライジングをしないとパリパリ初心者サウンドになりかねない
・インピーダンス別の入力がある
以上が各アンプの特徴です。イメージはあくまでも自分の個人的なものなので人によっては変わるかもしれません。
いちばん大切なのは「実際に触ってみる」ことです。
たくさん触って自分なりのイメージを持ちましょう。
ギター
アンプはもちろん大切なのですが、もう一つ大切なことがあります。それはあなたが使うギターです。
ギターにもたくさん種類があるのは、もうご存知かもしれません。
ストラトキャスター、テレキャスター、レスポール、ジャズマスター、ジャーガーなどなど
何も音楽に触れてない一般の人から見た時は全部同じ「ギター」として扱われるかもしれませんが、全部違います。なんなら同じ種類のギターでも使う木材や金属パーツの鋳造方法、ナットの種類、ネックジョイント方法などで全く別物になります。
しかし、そんなギターたちもあることで判別してしまえば、音作りを応用させやすいです。
それは搭載されている「ピックアップ」をみることです。
ピックアップはギターに搭載されている鉄弦の振動を感知するマイクのようなものです。
こいつの種類はギターの種類に比べてさほど多くはありません。細かく見ると「沼」なのでそう言っておきます。
ギターによく用いられるのは大抵「シングルコイルピックアップ」、「P90」、「ハムバッカー」になります。アクティブ勢は黙ってください。
この子たちについてもいっしょに特徴を確認してみましょう。
シングルコイルピックアップ
・中高音域に特化したピックアップ
・ジャキついた音が特徴的でエッジ感がある
・ハムバッカーに比べてコイルの巻数が少なく、ノイズに弱い
P90
・シングルコイルピックアップとハムバッカーの中間にいるやつ
・ジャキジャキしすぎないけど、ブーミーすぎない
・中音域が芳醇なので、歪みの乗り方もよい
ハムバッカー
・低音域がよく出るピックアップ
・特有のコイルの巻き方でノイズを打ち消しているためノイズが音に乗りにくい
・歪ませた時のシルクのようなきめ細やかなサウンドが特徴的
以上が各ピックアップの特徴です。
これもたくさん触ってイメージを掴みましょう。
他の人の演奏を聴いてもよし!友達に借りるもよし!ジャッ◯スにお願いしてローンを組んで買ってもよし!
とにかく経験値を貯めましょう
アンプのセッティング
では実際にアンプをどのようにすればいい音が出せるでしょうか?
※ここからは大木の個人的な要素が多くなります
それは、「トレブルを出しすぎない」ということに尽きると思います。
トレブルはあげると高い周波数成分が増えるのですが、ギターの音がバンド内でも抜けやすくなります。しかし、欠点があります…
「耳が痛い」
音に関係ないじゃん!!ってなるかもしれませんが、まじでこれです。
たとえ、かっこいい音だとしても、聴かされる側は拷問でしかないです。もし楽曲が「凛として◯雨」みたいな感じじゃないかぎりやめておきましょう。
あと大切なことがもう一つあります。
それは「中音域(ミドル)はしっかり上げてあげる」ということです。
ギターは中高音域を担当する楽器です。なのでいちばんギターのおいしい帯域は中高音域です。しっかりとミドルを上げてあげて、ギターらしさを出しましょう。
「じゃあベースはどうすればいいの?」
ってなると思います。個人的にベース(低域)は「重心」を定めるためのものだと思っていて、
「スリーピースだからベースをあげて若干低めに…」
「今回は自分以外にもギターがいるから重心を軽くして、浮遊感を出そう…」
みたいにバンドの構成に合わせて変えます。
こんな感じに各周波数帯域には特徴や役割があります。
これらのことを踏まえて例を出します。
例1 :yubioriコピバンの時のJC120
例2 :透明少女コピーの時のマーシャル
例3 :ヨルシカコピバンの時のマーシャル
3つ例を出しましたが、これら全てに共通することは「ミドルが12時を全て超えている」という点です。
ミドルを上げればギターらしい音になります。自分がギターを弾く時にはミドルはかなり上がります。自分の音がいいと思った人はマネしてみてね。
トレブルはバンド編成や曲の雰囲気に合わせて変えています。
yubioriはギター3本、透明少女はかなりトレブルが出ている曲なのでトレブルをあげて抜けやすくしてます。
ヨルシカはツインギターなのであまりトレブルをあげずにギターらしい感じの音にしてます。
(補足: マーシャルはトレブルをあげなくても元々トレブルの成分が多いアンプなので十分です。)
なお、基本的にどのアンプでも良い音が出るセッティングを教えます。
それは…
トレブル 9時〜11時
ミドル 1時〜5時
ベース 12時〜3時
です。(ツマミを真ん中にした状態が12時と仮定)
シングルコイルピックアップなら大抵これでなんとかなります。(大木調べ)
ハムバッカーならベースを下げて、トレブルをあげてください。これでバランスが取れます。
エフェクターの使い方
これをここまで読んだみなさんは待ちに待ったのではないでしょうか?
いよいよみんな大好きエフェクターの話です。(今回は定番の歪みエフェクターについても話します)
結論なんですが、エフェクターはアンプをプッシュするためのものです。
どういうこと?ってなりますよね。
アンプでは出せない力を底上げしてあげる感覚に近いです。
エフェクターを持っているとエフェクターをたくさん使いたいですよね?気持ちはとってもわかります。(私もエフェクター大好きです。)
ですが、使いすぎると何を弾いているのかわからなくなります。(「エフェクト」がかかりすぎるから)
なので一般的な歪みエフェクターのようなものはアンプのゲインをあげることによってアンプのキャラクターを底上げしてあげるような意識で使ってあげることが大切です。
エフェクターだけに頼ってしまうとなんだがパッとしない感じになってしまうので注意して使ってあげましょう。時と場合にもよります…正解は正直わからない…
まとめ
ここまで長いこと書いてきましたが、まとめます。
その1 : アンプの特徴を捉えるべし。
その2 : 己のギターの特徴を捉えるべし。
その3 : イコライザーでおいしい帯域をしっかり出せ。
その4 : エフェクターでアンプを活かすべし。こいつ単体に惑わされるな。
以上のことを踏まえて楽しいギターライフを送りましょう♪



