三才池のキツネ ― 葛城きつね(3) ~ 【葛城のむかしばなし】より
「葛城のむかしばなし」には、狐が人間にちょっかいをかけるお話がよくでてきます。
全国の(四国など狐が生息しないところは別ですが・・・)民話でも、圧倒的に多いのではないでしょうか。
昔の人も、笑い話の種に語りつづけたのでしょうね。
村へタコを持って帰ろうとしたところ、まんまと狐に足一本だけのこしてとられてしまいます。
お祭りの帰り天秤棒に、とっくりと御馳走がはいった重箱をもっていたところ、狐においかけられ、とっくりを割られ、重箱をとられてしまいます。
夜、お坊さんが講の帰り路、突然何かに提灯がひっぱられ明かりを消されてしまいます。かえってみるとロウソクに狐の歯形がついていた。
こんなことまでが現在まで伝えられているんだなと思うと少しおかしくなります。
ところで狐さん、仕事帰りや、お祭りの帰りなど、人間の気が緩んだところを狙っているように思えますね。
さて、今回は「三才池のキツネ」をおおくりします。
寺口の村の千太郎が、家の使いで御所へ行く途中、北花内の三才池で一休みしました。
そこでキツネの親子が見えたので、イタズラして石を投げつけました。
驚いて逃げるキツネの親子の様子に、お腹をかかえて笑い転げました。
お使いの帰り、三才池のそばをとおったときです。
まだ日が高いというのに、突然、あたりは夜のように暗くなりました。
足元もおぼつかず、どうしたものかと思っていたら、向こうの方でぽっぽっと小さな明かりが見えました。
千太郎はしめたと思い、明かりへとむかいました。
そろりそろりとなんとかあかりのついた家の戸口にくると、
「寺口の千太郎と申します、あんまり暗いのでちょうちんを貸してください」
「それはえらいお困りやな。どうぞ、おはいりください。すぐに用意します。」
家の中から女の人の声がしたので、千太郎は家の中に入ろうと踏み出したら、
あっという間にあたりは元の明るさに戻り、千太郎は三才池の中に落ちていました。
そこへ通りかかった村人が千太郎を助け上げました。
その様子を遠くの草むらでキツネの親子が見ていました。
それからというものの、
「三才池のキツネに悪さをしたらあかん。千太郎のように池にはめられるで」
と言われるようになったそうです。
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昔の人も、笑い話の種に語りつづけたのでしょうね。
村へタコを持って帰ろうとしたところ、まんまと狐に足一本だけのこしてとられてしまいます。
お祭りの帰り天秤棒に、とっくりと御馳走がはいった重箱をもっていたところ、狐においかけられ、とっくりを割られ、重箱をとられてしまいます。
夜、お坊さんが講の帰り路、突然何かに提灯がひっぱられ明かりを消されてしまいます。かえってみるとロウソクに狐の歯形がついていた。こんなことまでが現在まで伝えられているんだなと思うと少しおかしくなります。
ところで狐さん、仕事帰りや、お祭りの帰りなど、人間の気が緩んだところを狙っているように思えますね。
さて、今回は「三才池のキツネ」をおおくりします。
寺口の村の千太郎が、家の使いで御所へ行く途中、北花内の三才池で一休みしました。
そこでキツネの親子が見えたので、イタズラして石を投げつけました。
驚いて逃げるキツネの親子の様子に、お腹をかかえて笑い転げました。
お使いの帰り、三才池のそばをとおったときです。
まだ日が高いというのに、突然、あたりは夜のように暗くなりました。
足元もおぼつかず、どうしたものかと思っていたら、向こうの方でぽっぽっと小さな明かりが見えました。
千太郎はしめたと思い、明かりへとむかいました。
そろりそろりとなんとかあかりのついた家の戸口にくると、
「寺口の千太郎と申します、あんまり暗いのでちょうちんを貸してください」
「それはえらいお困りやな。どうぞ、おはいりください。すぐに用意します。」
家の中から女の人の声がしたので、千太郎は家の中に入ろうと踏み出したら、
あっという間にあたりは元の明るさに戻り、千太郎は三才池の中に落ちていました。
そこへ通りかかった村人が千太郎を助け上げました。
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