旅の終焉 ひろまる仏教 ~ 仏教発祥の歴史(6) | 奈良ふしぎ歴史徹底攻略! 学校・教科書では教えてくれない奈良を親子でも100倍楽しめる観光ガイドブックブログ

旅の終焉 ひろまる仏教 ~ 仏教発祥の歴史(6)

5.光明の乳粥 スジャータとの出会い 」のつづきです。



中道 」を悟ったシッダールタ。

「これまでの修行は、自己の達成感を満たすにすぎない。
 ひとりだけの世界にこもっていても、何の値打のないものだ。
 知識を人びとの役に立てることで、それは真価を得るだろう。」

そうして心の悩みを救う教えを人びとに広めていこうと決意するのでした。
シッダールタは、菩提樹の下で瞑想に入ります。
「中道」の考えを人びとに広めていくための教義をつくり上げたのでした。

シッダールタは、5人の修行者に自ら得た真理を説きました。
その5人は、最初の弟子になりました。
次いで富豪の息子ヤサが6人目の弟子になりました。
ヤサの一族はそれからシッダールタの資金面での支援を行うようになりました。
次いで拝火教の教祖カッサパ三兄弟が従うようになりました。
彼らの1000人の弟子が従うようになりました。

バラモンの教義に愛想をつかしていたクシャトリアの間に仏教が瞬く間に広がったいきました。
マガタ国のビンビサーラ王までが教団の後継者になりました。
コーラサ国の富豪スダッタは教団のために祇園精舎という布教の拠点が作られました。

教団の勢いは、バラモンをしのぐほどになりました。
そこで教団はバラモンと対決し滅ぼしてしまおうという意見がわきあがってきました。
しかしシッダールタは、そんな情勢をいさめ、バラモンと協調することをすすめました。
するとバラモンで仏教徒になる者が現れます。
バラモンの高度な学問が、仏教にもたらされました。

紀元前483年。
シッダールタは80歳になりました。
重い病を引きずりながらも自ら布教の旅を続けます。
それはひとりでも苦しむ人を救うための慈悲の心 でした。


やがてクシナガラの地で最期をむかえることになります。
死期を悟り、沙羅双樹の下で横になります。
そこへスッパダという修行者が訪れました。
「どうか道についてうかがいたい」と願い出ました。
とんでもないと弟子たちが断ろうとしますが、シッダールタは快く応じました。
その夜にシッダールタは亡くなりました。
最期に、彼は弟子たちにこう言い残しました。

「みなよ、これでお別れです。最期に心しなさい。
 諸行は無常です。
 怠りなく努力なさい。」



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ブッダ仏教発祥の歴史
(1)インダス文明の滅亡と、アーリア人の侵攻

(2)バラモンの教えと仏教へのリンク
(3)釈尊の誕生・「四門出遊」の故事
(4)聖地ベナレスへ・・・シッダールタの苦難への旅立ち
(5)光明の乳粥 スジャータとの出会い
(6)旅の終焉 ひろまる仏教


大仏2仏教を考えてみた
(1)仏教がよくわからないので考えてみた 世界の三大宗教のひとつ
(2)根本は「無常」、「中道」、「慈悲」の考え
(3)嗚呼、「無常」とは・・・?
(4)「中道」を行け!
(5)ありがとう。「慈悲」をもたらす笑顔




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