彌山の七不思議、宮島の七不思議 ~ 宮島 彌山登山史跡めぐり(5) ~ 日本三景 安芸の宮島
「宮島 彌山登山史跡めぐり
」如何だったでしょうか。
職場の人や、広島ブロガーで名高い広島県人 さんから、宮島は、ただの観光地で、地元の人は初詣とか特別なことがないと訪れることはないと伺っていました。
しかし、なかなか、どうしたものか魅惑的なところでしたね。
八百万の神々がおわすといわれる日本。
ことに奈良では天照大神の系譜の神道、蘇我馬子、聖徳太子 由来の仏教が色濃くのこされています。
宮島は島そのものが信仰の対象であり、神の島と呼ばれていました。
しかし、この旅を通して、神々の系譜とは異なる層の信仰を感じましたね。
あえて何かとこたえれば、それは古代人が万物に対し抱いていた精霊信仰です。
天照大神の系譜の神々が神と定義するのなら、
宮島は神様ではなく、精霊のすまう島であったのではなかったのでしょうか。
・・・
少し妄想がすぎますかな?
そのことを裏打ちするようなことが、宮島にはあります。
それが宮島、弥山の七不思議です。
簡単にですが、紹介したいと思います。
弥山の七不思議
■消えずの火(きえずのひ)
大同元年(806)、弘法大師が弥山山頂で百日間に及ぶ求聞持の秘法を修して以来、今日まで途絶えることなく燃え続ける霊火です。
この火で沸かした霊水は万病に効くと言われています。
また、明治34年(1901年)に操業を始めた八幡製鉄所の溶鉱炉の種火に使われました。
広島市の平和記念公園 の「平和の灯」の元火にもなりました。
(平和記念公園 の「平和の灯」)
■錫杖の梅(しゃくじょうのうめ)
弥山本堂のすぐ西の脇にある八重咲きの紅梅。
弘法大師が立てかけた錫杖が根をはり、ついには梅の木になったという伝説が残っています。
毎年美しい花を咲かせますが、山内に不吉な兆しがあると咲かないとも言われています。
■曼荼羅岩(まんだらいわ)
弥山本堂の南側の下方にある畳数十畳分もの巨大な岩盤。
その昔、弘法大師が刻んだとされる梵字「三世諸仏天照大神宮正八幡三所三千七百余神…」があります。
現在は立入禁止となっています。
■干満岩 (かんまんいわ)
弥山山頂から西側の道を少し下ったところにある巨岩で、側面にあいた直径10センチメートル程の穴に溜まった水が潮の満ち引きに合わせ上下するといわれます。
さらにはその水には塩分が含まれているとか。
岩穴は標高約500メートルの地点にあり、いまだに科学的な証明がなされていない不思議な現象です。
■龍燈の杉(りゅうとうのすぎ)
旧正月初旬の夜になると周辺の海面に現れる謎の灯りを龍燈と言います。
この龍燈が最もよく見える弥山頂上の大杉は「龍燈の杉」と呼ばれていました。
現在この杉は枯れてしまい根株だけが残されています。
■拍子木の音(ひょうしぎのおと)
人気のない深夜に、どこからともなく拍子木の音が聞こえてくると言われています。
弥山に棲む天狗の仕業と語り継がれています。
音が鳴っている間は家にこもっていないと災難がふりかかると恐れられていました。
■時雨桜(しぐれざくら)
どんな晴天の日でも時雨のように露が落ち、地面は通り雨が過ぎ去ったように濡れる不思議な桜。
江戸時代に発行された「厳島図会」にもその奇妙な現象が記されています。
現在は伐採され、切り株だけが残されています。
宮島の七不思議
宮島の七不思議として、弥山の七不思議と重複する「龍燈」、「拍子木の音」の他、このようなお話があります。
■養父崎の神鴉さん(やぶざきのおがらすさん)
毎年5月に、全国の厳島講の信者が、御島廻り(おしままわ)をします。
これは昔、神様が神社を建てる場所を探して宮島の七浦を巡った故事からだそうです。
宮島の桟橋を出てから時計回りに宮島を廻り、途中の養父崎いうところで神主が、1メートル四方の小さなイカダ・粢(しとぎ)に団子を乗せて海に浮かべます。
次いで神主が笛を吹いてから祝詞を奏上すると、夫婦の神鴉さんが養父崎神社の辺から飛んできて、団子を咥えて神社の杜に運ばれます。
これを3回繰り返します。
■神馬
厳島神社の入口に馬小屋があります。
ここに奉納された馬は、年を経ると必ず白馬に変化と伝えられています。
■弥山の松明・守護神の火
弥山に、人が持つ松明より大きうて赤い火が揺れて見えることがあります。
それは松林の中を飛び交います。
■みさき
夕暮れ時、弥山、浜から沢山の人の声が聞こえだします。
時には人を呼ぶ声であったりします。
弥山の霊が騒いでいると伝えられています
■雪の跡
夜、雪が降った朝方に神社の屋根の上に大きな足跡がついており、弥山の天狗の仕業と伝えられています。
なぞの呼ぶ声「みさき」に、なぞの音「拍子木の音」、そして謎の光「龍灯」に「弥山の松明・守護神の火」・・・神がなす業というよりも、魑魅魍魎の類、精霊たちの悪戯に他ならないと思いませんか?
そして、山頂に至るほど、存在感・威圧感を増す巨石群。
こんなお話もあります。
宮島では墓をつくることができません。
人が亡くなると、対岸の本土・宮島口で葬られます。
何年かするとその魂は、宮島へ戻ってくると信じられています。
この島は精霊のすまう島、そして魂が還る場所ではないでしょうか。
・・・
今回、弥山 、そして宮島の裏通り と、おしえていただいたのは、
「JR広島駅・北口のミステリー~二葉山山麓七福神めぐり。二葉の里歴史の散歩道 」でご案内いただきましたあすかさんでした。
いやはや、なかなかどうして。
奥深い宮島を垣間見させていただきました。
これだけでも、宮島がただの観光地とはいえませんね。
・・・
あすかさん曰く、
桟橋をおりると、たいていの観光客は厳島神社がある右側の道へと殺到します。
それを逆に左側へとすすむと、観光地化されていない穏やかな包ケ浦に至ります。
のんびりされたい方には、おすすめだそうです。
私は、さすがに時間がなく訪れることができませんでした。
またじっくりと探索をしてみたいですね。
・・・
さてさて、私の広島滞在もそろそろ終了です。
・・・
広島紀行「広島の初夏。広島歴史ミステリーハンター★鈴木です。(^O^)/ 」より
宮島 厳島神社~ 日本三景 安芸の宮島紀行
「女神様の島 神をいつきまつる島 」
「鹿におそわれました。((>д<))―宮島の鹿事情。 」
「ぶちうまい!もみじ饅頭 広島グルメを紹介!! !」
「海上の回廊 厳島神社 」
(おまけ)「世界一のしゃもじ。幸せの宮島の大杓子 」
(おまけ)「鹿!シカ!しか! 」
(おまけ)「「宮島の神馬」伝説 」
ゆる~い裏路地めぐり
1.町屋通りからうぐいす歩道へ
2.うぐいす歩道から町屋通り
彌山登山史跡めぐり
1.「霧の中の小黒神島。~神の島の神の山へ 」
2.「彌山山頂。精霊の島、みさきが誘う山。 」
3.「木霊の森、奇岩巨石の森をぬけて。 」
4.「弥山原始林から下界・紅葉谷公園へ 」
5.「彌山の七不思議、宮島の七不思議 」
職場の人や、広島ブロガーで名高い広島県人 さんから、宮島は、ただの観光地で、地元の人は初詣とか特別なことがないと訪れることはないと伺っていました。
しかし、なかなか、どうしたものか魅惑的なところでしたね。
八百万の神々がおわすといわれる日本。
ことに奈良では天照大神の系譜の神道、蘇我馬子、聖徳太子 由来の仏教が色濃くのこされています。
宮島は島そのものが信仰の対象であり、神の島と呼ばれていました。
しかし、この旅を通して、神々の系譜とは異なる層の信仰を感じましたね。
あえて何かとこたえれば、それは古代人が万物に対し抱いていた精霊信仰です。
天照大神の系譜の神々が神と定義するのなら、
宮島は神様ではなく、精霊のすまう島であったのではなかったのでしょうか。
・・・
少し妄想がすぎますかな?
そのことを裏打ちするようなことが、宮島にはあります。
それが宮島、弥山の七不思議です。
簡単にですが、紹介したいと思います。
弥山の七不思議■消えずの火(きえずのひ)
大同元年(806)、弘法大師が弥山山頂で百日間に及ぶ求聞持の秘法を修して以来、今日まで途絶えることなく燃え続ける霊火です。
この火で沸かした霊水は万病に効くと言われています。
また、明治34年(1901年)に操業を始めた八幡製鉄所の溶鉱炉の種火に使われました。
広島市の平和記念公園 の「平和の灯」の元火にもなりました。
(平和記念公園 の「平和の灯」)
■錫杖の梅(しゃくじょうのうめ)
弥山本堂のすぐ西の脇にある八重咲きの紅梅。
弘法大師が立てかけた錫杖が根をはり、ついには梅の木になったという伝説が残っています。
毎年美しい花を咲かせますが、山内に不吉な兆しがあると咲かないとも言われています。
■曼荼羅岩(まんだらいわ)
弥山本堂の南側の下方にある畳数十畳分もの巨大な岩盤。
その昔、弘法大師が刻んだとされる梵字「三世諸仏天照大神宮正八幡三所三千七百余神…」があります。
現在は立入禁止となっています。
■干満岩 (かんまんいわ)
弥山山頂から西側の道を少し下ったところにある巨岩で、側面にあいた直径10センチメートル程の穴に溜まった水が潮の満ち引きに合わせ上下するといわれます。
さらにはその水には塩分が含まれているとか。
岩穴は標高約500メートルの地点にあり、いまだに科学的な証明がなされていない不思議な現象です。
■龍燈の杉(りゅうとうのすぎ)
旧正月初旬の夜になると周辺の海面に現れる謎の灯りを龍燈と言います。
この龍燈が最もよく見える弥山頂上の大杉は「龍燈の杉」と呼ばれていました。
現在この杉は枯れてしまい根株だけが残されています。
■拍子木の音(ひょうしぎのおと)
人気のない深夜に、どこからともなく拍子木の音が聞こえてくると言われています。
弥山に棲む天狗の仕業と語り継がれています。
音が鳴っている間は家にこもっていないと災難がふりかかると恐れられていました。
■時雨桜(しぐれざくら)
どんな晴天の日でも時雨のように露が落ち、地面は通り雨が過ぎ去ったように濡れる不思議な桜。
江戸時代に発行された「厳島図会」にもその奇妙な現象が記されています。
現在は伐採され、切り株だけが残されています。
宮島の七不思議宮島の七不思議として、弥山の七不思議と重複する「龍燈」、「拍子木の音」の他、このようなお話があります。
■養父崎の神鴉さん(やぶざきのおがらすさん)
毎年5月に、全国の厳島講の信者が、御島廻り(おしままわ)をします。
これは昔、神様が神社を建てる場所を探して宮島の七浦を巡った故事からだそうです。
宮島の桟橋を出てから時計回りに宮島を廻り、途中の養父崎いうところで神主が、1メートル四方の小さなイカダ・粢(しとぎ)に団子を乗せて海に浮かべます。
次いで神主が笛を吹いてから祝詞を奏上すると、夫婦の神鴉さんが養父崎神社の辺から飛んできて、団子を咥えて神社の杜に運ばれます。
これを3回繰り返します。
■神馬
厳島神社の入口に馬小屋があります。
ここに奉納された馬は、年を経ると必ず白馬に変化と伝えられています。
■弥山の松明・守護神の火
弥山に、人が持つ松明より大きうて赤い火が揺れて見えることがあります。
それは松林の中を飛び交います。
■みさき
夕暮れ時、弥山、浜から沢山の人の声が聞こえだします。
時には人を呼ぶ声であったりします。
弥山の霊が騒いでいると伝えられています
■雪の跡
夜、雪が降った朝方に神社の屋根の上に大きな足跡がついており、弥山の天狗の仕業と伝えられています。
なぞの呼ぶ声「みさき」に、なぞの音「拍子木の音」、そして謎の光「龍灯」に「弥山の松明・守護神の火」・・・神がなす業というよりも、魑魅魍魎の類、精霊たちの悪戯に他ならないと思いませんか?
そして、山頂に至るほど、存在感・威圧感を増す巨石群。
こんなお話もあります。
宮島では墓をつくることができません。
人が亡くなると、対岸の本土・宮島口で葬られます。
何年かするとその魂は、宮島へ戻ってくると信じられています。
この島は精霊のすまう島、そして魂が還る場所ではないでしょうか。
・・・
今回、弥山 、そして宮島の裏通り と、おしえていただいたのは、
「JR広島駅・北口のミステリー~二葉山山麓七福神めぐり。二葉の里歴史の散歩道 」でご案内いただきましたあすかさんでした。
いやはや、なかなかどうして。
奥深い宮島を垣間見させていただきました。
これだけでも、宮島がただの観光地とはいえませんね。
・・・
あすかさん曰く、
桟橋をおりると、たいていの観光客は厳島神社がある右側の道へと殺到します。
それを逆に左側へとすすむと、観光地化されていない穏やかな包ケ浦に至ります。
のんびりされたい方には、おすすめだそうです。
私は、さすがに時間がなく訪れることができませんでした。
またじっくりと探索をしてみたいですね。
・・・
さてさて、私の広島滞在もそろそろ終了です。
・・・
広島紀行「広島の初夏。広島歴史ミステリーハンター★鈴木です。(^O^)/ 」より
宮島 厳島神社~ 日本三景 安芸の宮島紀行「女神様の島 神をいつきまつる島 」
「鹿におそわれました。((>д<))―宮島の鹿事情。 」
「ぶちうまい!もみじ饅頭 広島グルメを紹介!! !」
「海上の回廊 厳島神社 」
(おまけ)「世界一のしゃもじ。幸せの宮島の大杓子 」
(おまけ)「鹿!シカ!しか! 」
(おまけ)「「宮島の神馬」伝説 」
ゆる~い裏路地めぐり1.町屋通りからうぐいす歩道へ
2.うぐいす歩道から町屋通り
彌山登山史跡めぐり1.「霧の中の小黒神島。~神の島の神の山へ 」
2.「彌山山頂。精霊の島、みさきが誘う山。 」
3.「木霊の森、奇岩巨石の森をぬけて。 」
4.「弥山原始林から下界・紅葉谷公園へ 」
5.「彌山の七不思議、宮島の七不思議 」
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