春去りて、初夏偲ぶ 氷の神様 ~ 氷室神社 献氷祭 献氷灯 ― 2011年5月
5月1日は、氷室神社で献氷祭並びに冷凍氷業界物故者慰霊祭が執り行われました。コイやタイを封じ込めた高さ1メートルほどの氷柱が神前に供えられます。
午前11時に開式、乱声をはじまりとし、午後三時まで至ります。
その後日が傾く午後6時から、献氷灯が行われます。
こちら・・・
氷のカップに、ロウソクがともされます。
すっかりしだれ桜 が散った氷室神社の境内。
氷にともされた明かりが並びます。
花を氷にとじこめています。
氷を操ったみごとな技術ですね。
現代のように製氷する技術が無かった時代。
夏場の氷は貴重品であり、朝廷など一部の権力者のものでした。
冬場にできた天然の氷を、洞窟や地面に掘った穴に茅葺きなどの小屋を建てて覆い保冷していました。
氷室の中は地下水の気化熱によって外気より冷涼になります。
涼しい山中などで夏まで氷を保存していました。
明かりの道は、舞殿、そして、奥の神前までつづきます。
仁徳天皇62年5月。
額田大中彦皇子(ぬかたのおおなかつひこのみこ)が闘鶏(つげ:天理市福住町)へ狩りに出掛けたときに、氷室を発見したとの記述があります。
奈良時代の長屋王の木簡から「都祁氷室(つげのひむろ)」と書かれたものも見つかっています。
1300年前。
平城遷都に伴い春日野に氷池や氷室がつくられました。
1年の豊作を祈願し、夏の天候をうらなう祭事を行いました。
これが氷室神社の起源と伝えられています。
神前に供えられた氷に封じられた魚(コイ、タイ)。
春がさり、いよいよ初夏。
各地では田植えがはじまっている頃ですね。
氷の神様がみまもってらっしゃいます。
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氷室神社奈良市春日野町1‐4
近鉄奈良駅から徒歩10分。
奈良交通市内循環バス外回り「氷室神社・国立博物館前」下車
公式ホームページ
http://www.himurojinja.jp/




