新しい事業の開始の決定と同じように重要なこととして、企業の使命に合わなくなり、顧客に満足を与えなくなり、業績に貢献しなくなったものの体系的な廃棄がある。
「我々の事業は何か?何になるか?何であるべきか?」を決定するうえで不可欠のステップとなるものが、既存の製品、サービス、工程、市場、最終用途、流通チャンネルの分析である。
「それらのものは、今日も有効か?明日も有効か?」「今日顧客に価値を与えているか?明日も顧客に価値を与えるか?」「今日の人口、市場、技術、経済の実態に合っているか?合っていないならば、いかにして廃棄するか?あるいは少なくとも、いかにしてもそれらに資源や努力を投入することを中止するか?」
この問いを体系的かつ真剣に問わない限り、またこれらの問いに対する答えに従って行動しない限り、「我々の事業は何か?何になるか?何であるべきか?」との問いに対して最善の判断を下したとしても、単に立派な手続きを経たにすぎない。
エネルギーは明日を防衛するために使われる。
そして誰も、明日を創るためどころか、今日を開拓するために働く時間も、資源も、意欲も持ちえないことになる。
事業を定義することは難しい
苦痛は大きく、リスクも大きい
しかし、事業の定義があって初めて、目標を設定し、戦略を発展させ、資源を集中し、活動を開始することができる。
業績をあげるべくマネジメントできるようになる。