ユダヤ教聖職者からのアドバイスとは? | 世界トップクラスを目指す マーケティング戦略

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前回、「成功の公式」について、私の考え方のABCの話を始めたいと述べました。

このことを説明するため、一つ、例え話をしたいと思います。
これは、教育者であり、とても尊敬されている、
一人のラビ(ユダヤ教聖職者)の話です。

年齢を重ね、知恵のあるユダヤ教聖職者が、死の床についています。
ベッドの周りには、ラビの教えを学ぶ、その生徒たちが並んでいます。

おそらく、習慣なのでしょう。ラビは、生徒たちをできの良い順に並ばせました。

最もできの良い生徒が、ラビに一番近い場所に立ち、
離れるにしたがって、できが悪くなります。

そして、一番遠くにはクラスの劣等生、誰からも尊敬されない、
一番できの悪い生徒が立ちました。

ラビは、本当に、死の間際にいましたから、
一番の優等生はかがみこんで、こうたずねました。

「ラビ、あなたが去ってしまう前に、最後にお聞かせ下さい。
一言で言って、人生の意味は何でしょうか?」

この生徒は、本当に、一言で答えてもらいたがっていましたし、
死にかけているラビも、一言で答える他はありませんでした。

だから、ラビは、その生徒を見上げ、かすかな声で、こう言いました。

「人生とは、川のようなものだ。」

一番の優等生は、列の次の生徒に伝えました。

「ラビは、人生とは川のようなものだとおっしゃった。次に伝えてくれ。」

そして、次の生徒も、その次の生徒に言いました。

「人生とは、川のようなものだ。次に伝えて。」

そして、その言葉は、最後に、劣等性のところまで伝わってきました。
誰からも尊敬されない、一番できの悪い生徒のところに。

彼は、自分にその言葉を伝えた生徒を振り返り、こう言いました。

「人生とは川のようなものだって?どういう意味だろう?
どういう意味か、ラビに聞いてくれ。」

そして、その質問は、先程とは逆の方向に、その列を伝わって行きました。
次々に、こう言って。

「一番端っこの奴が、分からないってさ。
ラビに、人生が川のようなものとは一体どういう意味か聞いてくれ。」

生徒たちは、一番端の生徒の言葉を伝えました。
そう、彼は、人生が川みたいとは、どういう意味か分からなかったのです。

一番、先頭の生徒まで戻って来て、先頭の優等生は、
死にかけているラビに身をかがめ、こう聞きました。

「人生とは川のようなものだとは、一体どういう意味でしょうか?」

するとラビは、目を上げてこう言いました。

「分かった。じゃあ、人生は川のようなものではない。」

この話の問題点は、もちろん、こういうことです。

もし、劣等性が質問をする前に、
とても尊敬されているそのラビが息絶えていたら、
その後、十年以上も、国中で、ラビの生徒たちが卒業後、
説教したり話したりする内容は、人生は川のようなものだ、
ということになっていたでしょう。

高い地位の人が、ほんの一瞬のために発した
神秘的で謎めいた言葉、あるいは、一つの馬鹿馬鹿しい挑発的な質問。

そして、同じように、馬鹿馬鹿しい挑発的な質問が
何度も繰り返されるのです。

実はそうではないものを時代の英知だと
考えてしまうこともありうるのです。

このことのポイントは、私たちが、様々な分野で成功した人たちを見て、
また、その人たちに会って話をする機会を持てば気付くのですが、
それら成功した人たちには、たくさん、たくさん、たくさん、
相違点があるということです。

たった一つ、誰に対しても効果的な、
成功の公式のABCなどというものは存在しません。

ダイエット・ビジネスをしている私の友人が言っていたことですが、
もし、誰に対しても効果的なダイエット法が存在するなら、
それ以外のダイエット法は必要ないはずです。

ところが、雑誌を開いてみれば、
500かそこらのダイエット法が掲載されています。

もし、一つの方法が、誰に対しても有効ならば、
その1冊のダイエット本以外は必要ないはずで、
誰も、他にダイエット本を書こうと思わないでしょう。

それ以外の解釈が必要なければ、
誰も、他に解釈をしようとは思わないでしょう。