伊豆半島の最南端に位置する私たちの南伊豆町は、温暖な気候、豊かな自然、美しい風景のなかで暮らしが営まれる桃源郷のようなところです。
いま、南伊豆では石廊崎と走雲峡(そううんきょう)の周辺に高さ118メートルの巨大な風車が17基も建設されています。
民家から離れた場所なら問題はないのかも知れませんが、広大な平地が少ない日本では南伊豆のように民家に迫る山間にも大型風車が次々と建設されています。
風車からはブレード(羽根)が動くときのシャッシャッという風切り音などの騒音や、耳には聴こえない低周波音(ていしゅうはおん)が発生します。また、巨大な人工物が家を見下ろすように立つ圧迫感や、ブレードが回ることで家の中に射し込む光が定期的にさえぎられるなど、風車は私たちの生活に大きな影響を与えます。
中でも低周波音は心身にさまざまな被害をもたらす原因と考えられています。同じ伊豆半島の東伊豆町(熱川天目)では、すでにたくさんの近隣住民が風車からの低周波音によると思われる健康被害を訴えています。頭痛、不眠、耳鳴り、肩こり、頭や胸の圧迫感、動悸、息切れ、吐き気、食欲不振、いらいらなど、症状はさまざまです。
巨大風車による健康被害は最近ようやく問題になってきたので、残念ながら被害者を救済する法律はまだありません。低周波音が人体に影響を与えるしくみも完全に解明されていないため、被害者自身が因果関係を証明しなければなりません。風車から離れれば体調は改善されるので、病院で診断してもらっても原因はなかなか特定できません。
被害者は今のところ風車から離れる以外に心身の健康を取り戻す方法はないのです。
風力発電は温暖化防止策のひとつとして政府が補助金を出して奨励しているため規制も緩やかで、法的な歯止めがないまま各地で建設が進められています。
遠目から見る風車をエコのシンボルと感じる人は多いと思いますが、“地球に優しい”といわれる風力発電は、“地域に厳しい”のが現実です。近隣に風車が建つ私たちは、家族の健康や南伊豆の自然に抱かれた平穏な生活を自分たちの手で守るしかないと考えて活動しています。
“エコ”の名の下に進められている風車の負の側面にもぜひ関心を持っていただき、ご支援・ご協力いただければ幸いです。
風車からふるさとを守る婦人の会-南伊豆(ふふふ南伊豆)
★南伊豆の風力発電の現状については下記サイトをご覧ください。
南豆の和 http://nanzumn.web.fc2.com/