スポーツ指導をする上で、いや指導という立場として、心得ていなければならないと感じる知識があると私は思います。また、親としても子育ての参考に非常になります。
「エリクソンのライフサイクル」。
人間性が育まれる成長段階を人生の階段と見立て、8つの段階を細かく現わしています。人より早く成長しようとすると、どこか必ずと言ってよいほど階段を踏み外すようです。それぞれの段階での性質をしっかり考慮し、人間性の育成に努めることが大切とし、欠落した場合は気がついた時には時すでに遅しということもあるようです。
例えば、
・誰も自分の事を分かってくれない。
・自分の気持ちを誰にも知られたくない。
・自分の意見は周りには受け入れられない。
・自分の意見を周りは批判してくる。
・自分の失敗は認めず、過失を周りに求める。
といった思考の習慣が出来てしまうようです。ただ、誰でも自我として心のどこかに持っているのですが、それが強すぎたり立て直しがきかない場合はよくありません。
子供の生活の大半は学校です。学校での生活環境が大きく影響するようです。次に家庭、やはり親とは絶対的な信頼関係があるため、家庭の影響は非常に大きいようです。そして地域社会とのつながりと続きます。レスリングが生活の大半になってしまうと、本来あるべき心理的割合が大きく乱れ、ごく小さなコミュニティでしか自分を発揮できなかったり認められなかったりすることに繋がるようです。
いまはありとあらゆる参考書が出ていたり、色んな情報が出ていたりしますが、それらはあくまでもノウハウの部分で、基本となる土台としては、それぞれの成長過程を理解するところから始まると思います。
私も親として、娘たちを良いレスラーに育てるつもりはありません。良い人間性を育てる手段の1つとしてレスリングがあるのではないかと思います。レスリングは他競技に比べて大きな怪我も少なく、全身運動を必要とする素晴らしい競技です。是非とも成長過程に推薦出来ます。私自身も娘たちに学校生活や家庭環境をしっかり見つめ直して、よりよい子育ての環境にしていくよう努めていきたいと改めて思いました。是非ともご興味のある方は図書館などに置いていると思いますので、ご覧いただければ幸いです!