どんな相手だろうと、
どんな場所だろうと、
どんな状況だろうと、
自分を最大限追い込むことができ、
それを楽しみに捉えて黙々と取り組む選手になってほしい。
以前、「環境が人を育てる」と言ったが、
これはレスリングそのものではなく、
人間性を育むのに健全な環境が必要だと分かった。
レスリングに対しては違う。
クラブのせい、練習相手のせい、忙しいせい、運命のせい・・・、
責任を他所にしておいて強くなるわけがない。
10回のところを15回やれば良い。
相手と力の差があれば腕立て100回、スクワット100回行い、
サーキットで息あげた状態でスパーリングをやれば良い。
呼吸を制限し、30秒ごとに息止めしながらやれば良い。
スパーリングに入れないなら、回りで打ち込みやれば良い。
2分で10回フォールする目的をもって取り組み、
もし達成しなければ更にお願いして、
12回フォールする目的をもって取り組めば良い。
相手が大きければ、膝つきでお願いすればよい。
自分が足りないところ、強化したいところ、
これを分かるようになる習慣。
そしてそれを克服する工夫をする習慣。
これが選手の自発性を生む。
私は、中学でレスリングを続けたかった。
しかし、所属クラブでは練習相手がいなかった。
受験で塾に通うクラスメイト、
どんどん辞めていくチームメイト、
正直焦った。
中学時代から都内の複数大学に行って練習した。
当時、日体大内で組まれた女子レスリングクラブにも通った。
欲張りだったので、
中学では野球部とバスケットボール部に入部して3年頑張った。
週3~4回ずつの2つの部活とレスリングの両立、
いまでは大変だと思うが、当時は全然思わなかった。
ただ、週末はレスリングと決めていたため、
部活の試合は出場できなかった。
野球部ではキャッチャーがいなかったためか、
運よく試合に出場することが出来た。
練習は自分のため、
工夫次第で何とでもなる。
たいていの選手はそれが出来ない。
そう考えない。
FFCも、次のステップに行こう。
選手が自分たちで練習できるよう、
教えていきたい。
努力が大切というが、私は少し違う。
努力は海のように無限。
一番必要なのは覚悟。
強くなろうという覚悟さえ出来れば、
方法は自ずと取り組めると思う。
そんな選手を育てたい。