あっちで、こっちで、熱いスパーリングが繰り広げられていました。
今日は「抑えたら最後まで放さない」ことをテーマにしました。
これはすごく良いと思いました。参加人数や広さや選手の意識にもよりますが。
抑え込みされたら5秒でスタンド、これでは逃げる間もなく、悔しさが脳に届く前に忘れてしまう事が多いと思いました。今日は時間ギリギリまで抑えた状態、逃げたかったら自力で逃げる、これが選手達にもストレートに伝わってくれてうれしかった。どうにかして逃げよう、逃げたら次はどうにかして抑えられないようにしよう、または悔しさからどうにかして抑えたい。経験則から、この境地は教わった技術云々ではなく、本能的な力が発揮されるケースが多いように思う。
私も小学生の頃、木口道場でレスリングをしていました。
木口先生に一度つかまると、なかなか離してくれませんでした(笑)。抑え込まれたまま、顔をグリグリされたり、息できないように口を覆われたり、ちょうどコンバットレスリングを開発だからなのか関節技をかけられたりという具合でした。しかし、決してその頃を後悔したり悔やんだりしたりせず、木口先生は本能的に闘うことを身をもって教えてくださったのだと思う。その甲斐あってからか、中学や高校や大学でフォール負けをした記憶がない。
今日は涙を流す選手が多かった。私もそうだった。涙なのか汗なのか分からず、必死で弱い自分と向き合い、相手と向き合う。基礎や技術ももちろん大切だけど、こういった選手がもつ本能的な強さも大切だと実感しました。
しかし、選手といえど子供。これから人間性が形成されていく中で大人がスポーツを通じて、本能をコントロールして良いだろうかということも深く考えた。もう少し児童心理学を学びたいと強く思いました。
