本格的に社会人のレスリング指導にあたり5年。色々と課題や問題とぶつかりながらも日々研鑽しながら今日に至ります。

私の中で一番意識していることはQOL(=生活の質向上)です。社会人のほとんどは、健全で豊かな生活を送る手段としてレスリングに取り組んでいます。もちろん競技力向上を図る方も多くいますが、障害や傷害を防ぐことが最優先です。これには正しい競技理解とスポーツ医学への理解が必要不可欠になります。

たいていの場合、指導の基本は自分の経験です。しかし、私の場合、自分の経験の正当性を客観的に分析・評価・修正・加工することに努めています。そして体格や競技成熟度に沿い、技術指導にあたります。平行してフィジカルトレーニングを促し、選手自身に競技力向上の意識や動機付けを図ります。

レスリングで闘うことは、技術に見合う体力と精神力が必要になります。技術は初歩レベルから応用レベルまであります。これらを理解して、始めて指導が出来ます。

レスリングの場合、サッカーや野球のような指導教本やマニュアルや段位はなく、指導者の経験やキャリアやキャラクターに依存する場合が多いです。強い・弱い、といった主観的評価の印象が強いため、選手1人1人の客観的評価を怠る場合が多い。私はここを妥協したくないと思っています。

FFCでは練習前に参加出欠をいただいている理由の1つは、練習内容の考察をするためです。選手1人1人の課題に応えられるような練習内容をこれからも努めていきたい。

日本の社会の第一線を担う社会人に対してレスリングを指導することは、社会からのレスリングに対する理解にもつながり、競技普及発展に大きく寄与すると考えます。社会人指導するためには相当な覚悟と責任をもつべきです。だからこそ、やりがいがあります。

ご提案。社会人に限らずキッズに関しても、「レスリング指導」という単語に対して、また指導ライセンスに対して、日本協会が呼称管理した方が良いのではと思う。もっともっとレスリング経験者が現役引退後に指導にあたれる環境があれば、レスリングは絶対広まると思います。是非ともフィギュアフォークラブで一緒に指導されたい方は、是非ともご連絡下さい。