リーマン破綻は邦銀にも影響
あおぞら銀4.63億ドル・みずほ3.82億ドルの債権保有
リーマンの影響は避けられそうもありません。
[東京 15日 ロイター]
米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの破たんは邦銀など国内金融機関にも影響を与えそうだ。リーマンが15日、裁判所に提出した大口債権者のリストには、日本の主要金融機関として、債権残高4億6300万ドル(約486億円)を保有するあおぞら銀行のほか、みずほコーポレート銀行、新生銀行などの名前が列挙されていた。ただ、担保などで保全されている可能性もあり、どの程度の損失になるのかは現時点では明らかになっていない。
リーマンのリストによると、7月2日時点で債権を保有する日本の金融機関は全部で8機関で、債権総額は16億7000万ドル(1753億円)となった。最大のエクスポージャーとなったあおぞら銀行は、銀行ローンとして4億6300万ドル保有していることが分かった。次がみずほコーポーレート銀行の3億8200万ドル(約400億円)。そのほか新生銀行の2億3100万ドル(242億円)、旧UFJ銀行(現三菱東京UFJ銀行)の1億8500万ドル(194億円)、三井住友銀行の1億7700万ドル(185億円)と続く。
リストの中で最も債権残高が大きかったのは、米シティグループとバンク・オブ・ニューヨーク・メロンで、両社合わせて1380億ドルとなった。5月31日時点のリーマンの資産総額は6390億ドル。これに対する負債総額は6130億ドルで、少なくとも表面上は資産超過になっている。
日本の金融機関はそれぞれリーマンのエクスポージャーの精査に入っている。担保で保全されている部分もあると見られ、影響がどの程度に膨らむかは不透明だ。
あおぞら銀のリチャード・レイトンCFOはロイターの取材に対して、リーマンへのネットのエクスポージャーについて、かなりの部分を担保やヘッジでカバーしていると説明。リーマンの文書に記された4億6300万ドルよりも大幅に少なくなるだろうと述べた。