信用収縮の不安、くすぶり続けます・・ | うつ病の中で検証した「はらみ足投資法」

信用収縮の不安、くすぶり続けます・・


【7月29日 IDO Securities】昨日のドル円は、108円台に上昇したが、ナイジェリアの武装勢力によるパイプラインへの攻撃のニュース等を受けて原油価格が上昇する中、米ミネアポリス地区連銀のゲイリー・スタン総裁が英フィナンシャル・タイムズ紙に、米国のクレジットクランチ(信用収縮)はさらに悪化するとの見通しを示したこともあり、107円台半ばに下落。
 米通貨監督局(OCC)が、資産価値と収益の減少で資本不足となったことを理由に米銀2行(ファースト・ナショナル・ネバダ銀行・ファースト・ヘリテージ銀行)に対して業務停止を命じ、サブプライム問題の長期化が懸念された事も弱材料視された。ファースト・ナショナルの6月末時点での総資産が約34億ドル、ファースト・ヘリテージの総資産が2億5000万ドル強。今年に入ってこれで7行が破綻、今月はインディマック・バンコープが住宅ローン問題の影響で営業停止となり、上院で住宅公社支援案が可決となったものの、IMFも金融危機の起こる恐れは依然として残るとの見方を示しており、再び市場心理が不安定になりつつある。今週は雇用統計を始め、注目の米経済指標が目白押しで、来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)も控え、神経質な展開が続きそうだ。

 ①米株価、②米金利、③原油価格の動向がドルのトレンドを左右する展開が続いているが、本日は、米5月ケース・シラー住宅価格指数と7月コンファレンスボード消費者信頼感指数に注目。アジア時間では、日本の6月完全失業率、有効求人倍率、家計調査、小売売上に注目。

 NY原油は反発。ナイジェリアの産油地帯で、武装勢力が2つの主要石油パイプラインを攻撃、イランのアハマディネジャド大統領が週末に核開発計画の拡大を明らかにしたことなどが材料視された。120ドルの下値支持が意識された格好で、今後のハリケーン動向にも注意を払いたい。

(投資情報部 菊川弘之)
NPO法人日本テクニカルアナリスト協会検定会員(CFTe)ラジオNIKKEI(北浜流一郎・菊川弘之の朝一投資大学)をはじめ、時事通信等でアナリストの目、テクニカル分析情報を掲載。ブルームバーグTV、日経CNBCなど多数のメディアにも出演中。商品先物関係のアナリストとして著名だが、日経平均先物オプション取引や外国為替取引の分析でも定評がある。

[当情報は情報提供を目的としており、当社取り扱い商品に係わる売買を勧誘するものではありません。内容は正確性、完全性に万全を期してはおりますが、これを保証するものではありません。また、当情報により生じた、いかなる損失・損害についても当社は責任を負いません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。]